
【不登校混乱期】学校にずっと行けない子ども…ゴールデンウィーク中にできることは?【不登校の知恵袋】
不登校の混乱期にいる子どもがいる親御さんにとって、長期休みであるゴールデンウィークは、どのように過ごせばよいのか悩む時期かもしれません。
「学校が休みなのだから、少しは気分が楽になるかも」と思う反面、「休み明けにまた学校が始まると、さらにつらくなるのでは?」という不安もあるでしょう。
また、周囲の子どもたちが楽しそうに過ごしている姿を目にしやすい時期でもあります。そのため、焦りや不安を感じやすくなることも。
しかし、焦りは禁物です。混乱期は、子どもがエネルギーを溜め、回復へと向かうために必要な準備期間です。
この時期に大切なのは、子どもが安心して過ごせる環境を整え、心のエネルギーを蓄えられるようにサポートすることです。
【不登校混乱期とは】
不登校状態が定着し、今後の見通しがつかないまま時間が経過している時期です。この記事は、主にはこの時期のお子さんがいる保護者さんのための内容です。もちろん、それ以外の時期の方にもお役立ていただけます。不登校混乱期の記事一覧はこちら
【サポート団体を利用しましょう】
不登校のお子さんのことを、保護者だけで対応する必要はありません。不登校のサポート団体を適切に利用することで、お子さんも保護者さまも、「次の一歩」に進みやすくなります。サポート団体の探し方は、こちらの記事をご覧ください。
目次
1. まずは「ゴールデンウィークだから」と焦らない
ゴールデンウィークは、長期休みとはいえ、たったの数日から一週間程度。
「ゴールデンウィークのうちに大きく状況を変えなければ…」とプレッシャーを感じる必要はありません。
大切なのは、プレッシャーを手放して「お子さんが少しでも安心して過ごせること」を第一に考えてゴールデンウィークを過ごすことです。
また、不登校の混乱期にある子どもは、変化に対して敏感です。保護者の方が「せっかくの休みだから何かしよう」と張り切りすぎると、それが子どもにとって負担になることもあります。
何かをする場合でも、無理に誘ったり、計画を押しつけたりするのではなく、お子さんの気持ちを尊重することが大切です。
この後で紹介する対応についても、「ゴールデンウィークならでは」ではないものが多いのですが、「そういうものだ」とご認識ください。
ただし、子どもは「ゴールデンウィークは、自分以外も学校に行っていないから、不登校の引け目がない」という意識になっていることもあります。
それも踏まえて、子どもがゴールデンウィークを楽しみたいなら、家族旅行などの特別なことを行うことで、子どもが元気になることもあります。
2. 休息とリフレッシュを優先する
混乱期の子どもは、心身ともに疲弊しています。十分な休息を重視しましょう。次のようなものがあります。