皆勤賞だった僕が不登校になるまでに起きたこと

メイン画像:たいきさんが通っている「フリースクールネモ」のようす

 2020年11月23日に開催されたオンラインシンポジウムの講演抄録を掲載する。主催は「フリースクールネモ」。小学生と中学生の子どもが自身の不登校やフリースクールに来てからのことなどを語った。

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 はじめまして。名前は、たいきです。15歳です。僕が不登校になったのは小学5年生の冬休みに入る直前でした。それまでずっと皆勤賞だったので「あぁ、途切れちゃうな」と思ったのをおぼえています。

 小学校でソフトボール部に入っていたんですけど、先生の期待がだんだんプレッシャーになってきてしまって。まわりに気軽に相談できるタイプじゃなかったから、自分のなかにどんどんストレスが溜まっていってある日爆発した、という感じです。「爆発した」と言っても、モノを投げたりということはけっこう時間が経ってからでした。最初のころは、とにかく怖かったんです。朝起きた直後に「学校へ行きたくない」って思っちゃう。皆勤賞がチラつくから、なんとかがんばろうと思うんだけど「怖い」という気持ちがぬぐえなくて。

身体が重くて

 中学生になり、4月なかばごろまでは中学校に通っていたんですが、しだいに行けなくなりました。

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