不登校の最大の問題は自己否定 子どもの自己肯定感を育む4つのステップ

 2022年5月11日、ワオフル株式会社代表・辻田寛明さんによる講演『~大人の反応で子どもは変わる~ 学校が合わなくても人生が面白くなる「夢中」教育論』が行なわれました(主催・ハチドリ電力、ハチドリアカデミー)。辻田さんは不登校の子どもたちを対象としたオンラインの学び場「夢中教室」を主宰しています。講演では不登校問題の本質や子どもたちが抱える苦しみ、夢中教室で実践している子どもたちの自己肯定感を高める4つのステップなどが語られました(※写真は辻田寛明さん)。

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 初めまして。ワオフル株式会社代表の辻田寛明と申します。私は「夢中教室」という不登校の子どもたち向けのオンライン学習塾を運営しています。2020年から活動をはじめ、現在では約70名の子どもたちに利用してもらっています。夢中教室ではいわゆる学校のテストのための勉強はしません。子どもたちと1対1で向き合うなかで、その子ならではの「やりたいこと」を見つけ、いっしょに探求することを軸としています。そんな私たちが大切にしている「子どもの自己肯定感を育む4つのステップ」を今日はお伝えします。しかしそのまえに、まずは不登校の子どもたちが抱えるつらさについてお話できればと思います。

さまざまな背景

 日々子どもたちと接していると実感しますが、不登校になる原因や背景はじつに多様です。

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