「不登校の子の保護者、5人に1人が離職」子どものために離職をするまえに考えてほしいこと
#不登校#行き渋り
子どもが不登校をしているため、仕事を辞めざるを得ない。そんな悩みを抱えている親御さんはすくなくありません。このとき、親はどうしたらよいのでしょうか。こうした相談にふだんから対応しているNPO法人代表の土橋優平さんは大事なポイントがあると指摘します。(連載「出張版お母さんのほけんしつ」第34回・写真は土橋優平さん)
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「不登校の子の保護者、5人に1人が離職」。2月末、衝撃的なニュースとして、ネットメディアを中心に取り上げられました。でもこれを読んでいるみなさんで驚く方はそこまで多くはないと思います。「やっぱりそうなのね」、「わかるよ、仕事から離れる気持ち」、そんな声が聞こえてきそうです。じつはこのニュースの情報リソースは、私が代表を務めるNPOで行なったアンケート調査の結果です。
調査結果を細かく見ていくと、休職6・0%、退職14・8%と出ています。離職するに至った理由では「やはり本意ではなかった」という回答が多くありました。「不安定な子どもを1人にしてまで仕事を続けることはできないと思い、子どもとすごすことを優先して、退職しました」という声も多く、私たちのLINE相談窓口にも「仕事を辞めようかどうか迷っている」という相談が届きます。その際、私たちが見るポイントがいくつかあります。
【連載】出張版 お母さんのほけんしつ
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