
新年度はチャンス?それともプレッシャー?不登校の子どもを支える親の役割
#不登校#行き渋り
新しい年度が始まる前、進級や進学を控える子どもたちは、それぞれの思いを胸に秘めています。
不登校の経験がある子どもにとっても、この時期が節目となることも少なくありません。
「今年こそは学校に行けるかもしれない」と期待する気持ちと、「やっぱり行けなかったらどうしよう」という不安が入り混じることもあるでしょう。そんな子どもたちを支える親として、どのように向き合えばよいのでしょうか。
フリースクールを運営する土橋さんからのメッセージを伝えます。
(連載「出張版お母さんのほけんしつ」第58回・写真は土橋優平さん)
「4月から行けるかも…?」親も子も抱える不安と期待
不登校の最中にいる子どもたちは、新しい年度が始まるたびに「これからどうなるんだろう」と不安を感じることがあります。学年が変わることで、「もう一度頑張ってみようか」と考えることもあります。
私が運営するフリースクールでも、この時期には子どもたちが「4月になったら学校行こうかなと思っているんだよね」「中学生になったらどうしようかな」と各々につぶやき始めます。
そうした子どもの様子を見た親御さんは、「進級してから学校に行くことができるだろうか」「中学生になったら学校に行こうかな、と子どもは言うけれど、大丈夫かな」と考えていらっしゃるのではないでしょうか。
また、親としても、「新年度を機に行けるようになるかも」と期待することもあるでしょう。
しかし、その期待は時に子どもにとって大きなプレッシャーとなり、過度な頑張りや我慢を加速させることもあるのです。
子どもが「新年度から学校に行く」と言うときに大切な観点とは
子どもが「新年度から、学校に行く」と言うときに大切な観点は、
【連載】出張版 お母さんのほけんしつ
記事一覧