自動車免許を取ると言いながら動かない息子を追い詰めてしまった私の一言

 不登校を経験し、自宅ですごす息子。「自動車免許を取る」と宣言したものの、一向に行く気配が見えません。焦った母親の後藤誠子さんは、ついNGワードを言ってしまいました。それは息子さんにとって、もっともキツい一言だったのです。(連載「不登校は幸せへの道」第17回)※画像はイメージです

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 「よかったこと探し」が私たち親子の生活に光を与えてくれたと前回書いたが、その光はまだまだ小さな光でしかなく、ときとして消えてしまうこともあった。

 東京から帰ってすぐ、次男が自動車免許を取ると宣言し、2人で張り切って入学の手続きへ行った。ところが次男が自動車学校へ行けたのはたったの1日だけ。その後はなんだかんだと理由をつけてまったく行かない日が続いた。

 自動車学校は半年で卒業するという規定があり、卒業できなければ払い込んでしまった入学金や教材費などがすべてムダになってしまう。1カ月、2カ月とすぎるうちに、私はまた不安になってきた。

 「そろそろ自動車学校行かないとね」。

【連載】不登校は幸せへの道
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