僕が居場所を見つけるまで。ひきこもり青年が安心できた理由
東日本大震災が起きてから被災地でボランティアをしていた僕は、現地で出会った人から、長崎県の佐世保にある「フリースペースふきのとう」(電話0956・25・6222)という場所を教えてもらった。
ひきこもりには家にしか居場所がないと思っていたので、家の外でも支えてくれる場所があるのは驚きだった。その後、地元の長崎に帰った僕は、その足で、「フリースペースふきのとう」に向かった。
そこでふきのとうの代表である山北真由美さんと初めて会った。山北さんは娘さんの不登校をきっかけに、親の会「ふきのとう」を立ち上げた。
その後も不登校・ひきこもりの集まりを開いたり、ふきのとうをNPO法人化してフリースペースを開所したり、現在に至るまで当事者のために精力的に活動されてきた方だ。
山北さんとは初対面だったが、僕はつらかった体験やこれまでの気持ちを、自然と吐き出すことができた。
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