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【不登校混乱期】親の「連休の予定」がカギ?混乱期の親のスケジュール設計法【不登校の知恵袋】

#不登校#行き渋り

子どもが不登校の混乱期にあるとき、親の時間の使い方は、子どもにとって想像以上に大きな意味をもちます。特にシルバーウィイークで3連休が続くようなときは、学校のスケジュールから解放される一方で、家庭内での過ごし方に悩みやすい時期でもあります。

本記事では、親の予定が子どもに与える心理的影響や、どのようにスケジュールを組み立てればよいのかについて、具体的な視点と実践的な工夫をご紹介します。

【不登校混乱期とは】
不登校状態が定着し、今後の見通しがつかないまま時間が経過している時期です。この記事は、主にはこの時期のお子さんがいる保護者さんのための内容です。もちろん、それ以外の時期の方にもお役立ていただけます。不登校混乱期の記事一覧はこちら

 

【サポート団体を利用しましょう】
不登校のお子さんのことを、保護者だけで対応する必要はありません。不登校のサポート団体を適切に利用することで、お子さんも保護者さまも、「次の一歩」に進みやすくなります。サポート団体の探し方は、こちらの記事をご覧ください。

編集

不登校オンライン編集部

親のスケジュールが子どもの安心に影響する理由

不登校の混乱期にある子どもは、日々をどう過ごしてよいか分からず、心身のエネルギーも不足しています。そんな中で、最も身近にいる親の行動や気配は、子どもにとって大きな影響を及ぼします。

子どもが敏感に受け取るのは、「親の機嫌」や「忙しさ」「余裕のなさ」です。親がいつもイライラしていたり、予定に追われてバタバタしていたりすると、「自分のせいかもしれない」「迷惑をかけている」と感じやすくなります。これは自己肯定感の低下につながり、子どもが回復に向かうための心の土台を揺るがしかねません。

一方で、親が穏やかに過ごしていたり、「今日はちょっと出かけてくるけど、帰ったらご飯一緒に食べようね」といった声かけをしてくれると、子どもは「自分はこの家にいていいんだ」と安心することができます。

無理に予定を詰めなくてもいい。大切なのは「生活の軸」

予定を入れることよりも、「暮らしのリズムを整える」ことが子どもにとっての安定につながります。連休は自由な時間が増える分、「せっかくだから」「有意義に過ごさなければ」と予定を詰め込みたくなることがあります。しかし、混乱期の子どもがいる家庭では、まず親が疲れすぎないことが大前提です。

「午前中は家事と少しの仕事」「午後は子どもと同じ空間で読書や趣味」「夕方は買い物に出る」といった、ごく緩やかなスケジュールでも十分です。むしろ、こうした「ゆるやかな軸」をもつことで、家庭内の空気が安定し、子どもが「予定のない日」を受け入れやすくなります。

親の側も、「自分の予定がまったくない」状態では不安になりやすいため、意識的に「暮らしの中の柱」をもっておくとよいでしょう。

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