
【不登校回復期】クラス行事や修学旅行のシーズンに…「参加しない選択」を安心に変える親のサポート【不登校の知恵袋】
お子さんが不登校回復期にある親御さんは、学校行事(運動会、修学旅行、文化祭など)のシーズンが近づくと、お子さんが参加するのかどうかが不安になることも多いでしょう。
この記事では、お子さんが「参加しない」という選択をした場合に、その選択を安心して受け入れるための心構えと、親御さんにできる具体的なサポート方法をお伝えします。
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【不登校回復期とは】
不登校は、前兆期→進行期→混乱期→回復期という経過を辿ることがよくあります。回復期とは、「不登校状態ではあるものの、心理的状態が改善され、心的エネルギーが溜まりだし、一人での外出が自由になってくる期間」のことです。この記事は、主にこの時期のお子さんがいる保護者さんのための内容です。もちろん、それ以外の時期の方にもお役立ていただけます。不登校回復期の記事一覧はこちら
【サポート団体を利用しましょう】
不登校のお子さんのことを、保護者だけで対応する必要はありません。不登校のサポート団体を適切に利用することで、お子さんも保護者さまも、「次の一歩」に進みやすくなります。サポート団体の探し方は、こちらの記事をご覧ください。
目次
「参加しない」は、健全な自己決定
不登校の回復期にあるお子さんにとって、学校の大きな行事に参加することは、心身ともに大きなエネルギーを必要とします。
集団の中に入るプレッシャー、周囲の視線、期待に応えなければならないという思い…。多くのストレス要因が重なる場面です。
そんな中で「参加しない」と決めることは、自分の状態を冷静に見つめ、「今は無理をしない」と判断できた健全な自己決定の表れです。
「参加しない」と決めたお子さんに親ができること
親が「みんな行くのに」「大事な思い出なのに」と口にすれば、子どもは責められたように感じるでしょう。また、お子さんが行事の話題を避けたり、行事の話を聞いて不機嫌になったりすることもあるでしょう。
親は、「子どもは、自分に合った選択をしている」と考えを整理して接することが大切です。