【不登校前兆期】部活が負担になる11月…中1・中2の「家庭での安心基地」をつくる【不登校の知恵袋】
冬が始まり、日も短くなった11月。部活も3年生が引退し、以前とは環境が変わっています。「最近ちょっと元気がない」「些細なことでイライラしやすい」など、ささやかな変化が家庭でも見え始めます。
こうした揺れは誰にでも起こりうる自然な現象ですが、この時期特有の負担が重なりやすいのも事実です。
だからこそ、家庭に「安心して戻ってこられる場所」があることが、「部活に関連して、不登校の前兆期にある子ども」の回復力を大きく支えます。この記事では、11月の中1・中2に向けて、家庭でつくる“安心基地”の具体的なヒントを紹介します。
【不登校前兆期とは】
不登校は、前兆期→進行期→混乱期→回復期という経過を辿ることがよくあります。前兆期とは、「何らかの要因で、心理的な安定度が崩れていき、学校を本格的に休み始めるまでの期間」のことです。この記事は、主にこの時期のお子さんがいる保護者さんのための内容です。もちろん、それ以外の時期の方にもお役立ていただけます。不登校前兆期の記事一覧はこちら
【サポート団体を利用しましょう】
不登校のお子さんのことを、保護者だけで対応する必要はありません。不登校のサポート団体を適切に利用することで、お子さんも保護者さまも、「次の一歩」に進みやすくなります。サポート団体の探し方は、こちらの記事をご覧ください。
目次
11月の中1・中2が抱えやすい“部活の負担”
11月特有の心の揺れを知ることで、親子の関わり方のヒントが見えてきます。
部活の負荷が増える「寒さ」と「大会」
ただでさえ、寒さで体力が削られやすい時期です。その上で、「冬の大会やイベント」があるのなら、それに向けて練習もハードになります。逆に、「冬の大会やイベント」がなければ、モチベーションを保ちづらくなります。
「部活、行きたくない」と思う気持ちになるのは異常ではありません。
体力・心理両面の疲労が溜まりやすい季節だと理解しておくと、必要以上に心配せずに見守れます。
3年生の引退後の新たな人間関係
11月は、部活の人間関係は「3年生の引退」を経て、それまでと異なる新しいものとなっています。ポジションやレギュラーも変わっています。



