【全日制高校1・2年生/不登校前兆期】進級前の2月、「学校合ってないかも」に親ができること【不登校の知恵袋】
2月。
年度末が近づき、学校では進級や次年度の話題が増えてくる時期です。
全日制高校1・2年生の子どもが、「学校、合ってない気がする」「なんかしんどい」とつぶやくことがあります。
欠席が続いているわけではない。
でも、以前のような前向きさも感じにくい。
行ってはいるけれど、どこか消耗して帰ってくる。
そんな状態を前に、親の心がざわつくのは自然なことです。
「このまま進級して大丈夫なのだろうか」
「ここで崩れてしまうのでは」
「今の学校が合っていないなら、どうすればいいのか」
2月という時期は、学校側も「進級」「次年度」を前提に動いているため、親の側にも「このまま進んでいいのか」という問いが浮かびやすくなります。
この記事では、全日制高校1・2年生が進級前の2月に「学校合ってないかも」と感じ始めたとき、親ができる受け止め方と関わり方を整理します。
【不登校前兆期とは】
不登校は、前兆期→進行期→混乱期→回復期という経過を辿ることがよくあります。前兆期とは、「何らかの要因で、心理的な安定度が崩れていき、学校を本格的に休み始めるまでの期間」のことです。この記事は、主にこの時期のお子さんがいる保護者さんのための内容です。もちろん、それ以外の時期の方にもお役立ていただけます。不登校前兆期の記事一覧はこちら
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目次
「合っていない」という感覚は、はっきりした理由がないことも多い
子どもが「学校が合っていない気がする」と言うとき、親は理由を知りたくなります。
いじめがあるのか。
人間関係のトラブルなのか。
勉強についていけないのか。
進路が不安なのか。
しかし、この段階では、子ども自身も「何がつらいのか」を言語化できていないことが多くあります。
特に全日制高校は、次のような要素が重なりやすい環境です。
- 授業進度や学習量が合っていない
- 校風や規範が合っていない
- クラスや部活での人間関係の固定化が気になる
- 進路選択への圧力がある
- 欠席や遅刻も評価に影響するので気が抜けない
どれか一つが原因というより、「なんとなく合っていない」という全体的な感覚として現れることも珍しくありません。
このとき、親が「理由をはっきりさせよう」と急ぐと、子どもはかえって自分の感覚を疑い始めたり、「説明できない自分が悪い」と感じたりしやすくなります。
「理由がまだわからなくてもいい段階もある」と捉えておくことが大切です。
2月は「進級前提の空気」と「制度的現実」の両方が重くなりやすい
この時期の学校は、「次学年に進むこと」を前提に動いています。
周囲も、「来年は◯年生」「受験や就活が近づく」「進路を考える時期」といった話題が増えていきます。
さらに全日制高校では、進学のためには出席日数や単位が必要です。
子どもが違和感を持ち始めているとき、次のような板挟みの感覚が生まれやすくなります。
「今のままでは進めないかもしれない」
「でも止まることも許されない」
親としても、「進級前に、心身の調子を整えたほうがいいのでは」という気持ちが生まれやすい時期です。
そうした焦りは理解できますが、まずは違和感が表に出始めたこと自体を大切にする段階と捉えられます。
親ができること①評価や方向づけを急がず、「感覚」をそのまま受け止める
「学校が合ってないかも」という言葉を聞いたとき、親の頭には次のような考えが浮かびがちです。



