「今からでも間に合います」不登校でも取れる「高卒認定試験」について解説

 中学・高校に通わずとも、専門学校や大学に進学できる。そのための手段が「高認」です。年に2回、文科省が実施する試験で、既定の科目すべてに合格すると、専門学校や大学などの進学はもちろん、就職の際にも活用することができる資格が得られます。ただし、今年度より受験科目が変更となるなど、いくつかの注意点もあります。今年度の第1回の試験の応募締めきりは5月7日(消印有効)。いまからでも間に合う「高認」について、解説します(※画像はイメージです)。

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 「高等学校卒業程度認定試験」(以下、高認)という試験をご存じでしょうか。「高認」とは、文科省が行なう試験で、夏と秋に年2回実施されています。受験資格は「その年度に16歳になる人」ということのみ。令和6年度の第1回の出願期間締切りは5月7日ということで、今からでも間に合う「高認」について解説します。

「高認」とはどんな試験か?

 「高認」について、親世代にとっては「大検」と呼んだほうが耳なじみがあるかもしれません。ただし、「大検」とは異なり、「高認」は現在、全日制高校などに在籍している場合でも受験資格が得られます。

 また、就職や資格試験を受験する際にも活用することができる「高卒と同等の資格」として扱われます。

令和6年度から試験科目が変更

 今年度より、「高認」の試験科目が変わりました。「高認」の合格に必要な科目は8科目~9科目。具体的には、国語、地理、歴史、公民、数学、英語の6科目と理科から2科目ないし3科目を選んで受験することになります。

 また、「高認」の場合、一度合格した科目は再受験する必要がないということも大きな特徴の1つです。つまり、1回の受験で全科目を受験し合格することも可能ですし、今回は国語だけ、次回は数学だけ、というように年度をまたいで全科目の合格を目指すということも可能です。

「高認」を受けた不登校経験者は

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