自分自身の偏見を捨てて、子どもに合った学校に出会った。経験者が語る通信制高校選び

#不登校#不登校の親#行き渋り#通信制高校

不登校の親子にとっても、選択肢の一つである通信制高校。どうやって選んだらいいの?という疑問がある人も。

結果的にポジティブな選択として親子で通信制高校を選んだという岡崎実希子さん(仮名)に体験を聞きました。

そんな彼女も、最初は通信制高校に対しての偏見があったと話してくれました。

「不登校オンライン」では、不登校を経験されたご本人や保護者の方でインタビューの取材を受けてくださる方を募集しています。詳細はこちら

 

子どもたちの生きやすさを最優先に考えた

今は高校1年生の双子の息子がいます。彼らは、中学2年生の3学期に、学校に行くのをやめました。中学3年生のときは、ほとんど学校に行っていません。

開き直りかもしれませんが、学校に行かないという選択をしたとき、パチンとスイッチが切り替わったんです。

「子どもたちが生きやすい生き方を考えよう」という考え方にシフトしました。

※岡崎さんとお子さんの不登校体験についてはこちらの記事に書かれています。
不登校と離婚が重なったとき、救ってくれたのは「自分のことだけを考える時間」|サポートする側のセルフケア

 

中学3年生の1学期に、通信制高校フェアへ

3年生の春に通信制の学校を調べ始めました。

3年生の1学期、6月ぐらいに通信制高校合同相談会に行きました。大きな展示会場に、いろんな通信制高校がブースを出して、いろいろ回れるというイベント。そこには2回くらい行きました。

「通学」が大前提の全日制は難しい

実は、中学2年生の3学期に全日制美術系高校の見学もしたことがあるんです(二人とも絵を描くことが好きなので)。そこで、「出席数」について現実を見せられました。

2年生の時点でも週に2〜4日休んでいて(双子二人とも)、出席日数は足りていない。

そして、全日制高校に行っても、進級するにはやはり通学することが大前提でした。

そこで、彼らには全日制高校だとかなり難しいということがわかったんです。


子どもたち「やっぱり全日制は無理だったと思う」

今、彼らに聞くと、「どんなに好きな学校(美術系の学校など)に入っていたとしても、きっと自分たちは学校に行かなかったと思う」と言います。

全日制といわれるいわゆる「朝早い時間からの登校が大前提」のような学校は、絶対自分たちに合っていないと、確信めいて話してくれます。

ただ、当時は自分たちの性質を彼ら自身もわかっていなかったんだと思います。

不登校からの高校選択も含めて今までのことは、彼ら自身が自分の特性を知る「長い旅」でもありました。


eスポーツを教える学校。母は「大丈夫なの?」

調べていくうちに、通信制高校でも、通学が前提のところ、通学スタイルを選べるところなどいろいろあることがわかりました。

重点的にやっていることや学校の教育テーマもさまざま。

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