「つらいときはつらいと言おう」イヤなことから逃げてきた不登校経験者が伝えたいこと
#不登校#行き渋り
「イヤなことからは逃げてきた」。そう話すのは不登校経験者のケンタさん。今でも仕事などが続かず、自分がイヤになることもあるそうです。ですが大好きな音楽だけは続けてきたというケンタさん。音楽を通して学んだことを今不登校している人にも伝えたいと、筆をとりました。
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僕は、イヤなことから逃げながら生きてきました。30代になった今でも、耐えられない人間関係や過酷な労働からエスケープしながら生きています。
逃げるたびに、他人からの信頼や、自分の居場所がなくなっていきます。それでも僕は居たくない場所には居られないのです。これは不登校のときから変わっていません。
そうして逃げながら生きてきたことで、自分のやりたいこと、興味のあることが何なのか分かってきました。僕がやりたいこと、それは音楽です。
そのことがわかるまでに、たくさんの人を怒らせ、たくさんの人に迷惑をかけてきました。そのたびに自分を責め、自分を追い詰めて、忍耐力の無さを嘆きました。「自分はまともな社会生活を送れないのではないか?」と今でも考えることがあります。しかし絶望しないのには理由があります。