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不登校の予兆チェックリスト 登録者10万人突破~夏休み明けの過剰適応を防ぐ“新しい当たり前”へ~

#不登校#行き渋り

プレスリリース趣旨

保護者が「学校を休ませても大丈夫?」と迷ったときの判断を支える無料LINEツール「学校休んだほうがいいよチェックリスト」の登録者が累計10万人を突破しました。

チェックリストは、フリースクールなど不登校支援に携わる3者が共同開発し、松本俊彦医師(国立精神・神経医療研究センター)が監修。登録者は20問に回答すると、子どもの状態に応じた“休ませ方の目安”を即時に返します。

利用者7,000名に追跡調査をしたところ、“休息推奨”と判定された家庭が、実際に休ませた場合、体調の不調が65%で改善、「死にたい/消えたい」などの不安発言は83%で減少したことがわかりました。

主催団体の我々としては、10万人の登録者は想定以上でした。あらためて子どもの命を守るため、休ませる判断に迷う親御さんの背中を押す「新しい当たり前」を伝えていきたいと考えております。

▼学校休んだ方がいいよチェックリスト詳細
https://branchkids.jp/lp/oyasumi-checklist

「学校休んだほうがいいよチェックリスト」とは

■チェックリストの使用対象者は不登校や行きしぶりの子の保護者
■LINEで友だち登録することで使用可能(使用料無料)
■使用方法は、不登校の予兆となる20個の項目に、はい・いいえを選択
■全問に選択後、状況に応じた回答が返ってきます

質問一覧

1:週1回以上、身体の不調を訴える
2:登校時間が近づくと頭痛や吐き気などの症状を訴える
3:身体的な不調や病気が毎月、起きている
4:不安を訴えたり「死にたい」などと話す
5:寝つけない、夜中に何度も目が覚める
6:1週間以上、欠席が続いている
7:週に1回程度、遅刻や早退がある
8:「学校に行きたくない」と言っている
9:無断欠席が発生
10:学校でいじめや仲間はずれにあっている
11:学校でトラブルにあっている
12:人の視線やうわさを非常に気にする
13:部活動や校外活動(スポーツ)を止めたがる
14:友達と会ったり、遊んだりすることを避けたがる
15:身じたくやトイレなどに時間がかかって遅刻する
16:すぐにイライラする
17:以前よりも服装や身だしなみに無頓着、だらしない
18:宿題や課題が提出できない
19:過度に甘えたりわがままになったりする
20:自分の体を傷つけたり、家族やペットに暴力をふるう

開 発 2023年8月
利用者 10万593人(2025年9月18日時点)
作 成 Branch×キズキ共育塾×石井しこう
監 修 松本俊彦(精神科医)

▼学校休んだ方がいいよチェックリスト詳細
https://branchkids.jp/lp/oyasumi-checklist

利用者7,000人へのアンケート調査/概要

■調査期間 2023年10月~2024年1月12日
■回答者  チェックリストの利用者のうち 7,218名
■属性   対象者の年齢性別・不明
■調査主体 Branch×キズキ共育塾×石井しこう

調査概要

①「学校休んでもいいよチェックリスト」の利用者には、4パターンの結果がつたえられている

※A、Bに人数が集中しているのはアンケート利用者に限ったため。

②A・B・C・D、それぞれの回答者に、下記の質問を行ないました

・回答結果を受けて学校を休ませたか否か
・学校を休ませた(あるいは休ませなかった)結果、子どもの体調不良は改善されたか
・学校を休ませた(あるいは休ませなかった)結果、子どもの不安を訴える発言は減ったか

③分類とクロス集計

ABの回答者には『休ませましょう』『休んだほうがいい』との結論を伝えています。AB群の回答者を「休息推奨群」としました。

一方で、CDの回答者は『対話を』や『聞いてみましょう』と伝えています。CDの回答者群を、心の傷がやや浅い対話推奨群としました。

学校を休ませたか否か、休ませた結果、身体症状や不安傾向が解消されたかを、休息推奨群と対話推奨群に分けて調査しました。

7,000人への調査/結果の概要

チェックリストを利用し「休ませましょう」「やすんだほうがいい」との回答が出た者(以下、休息推奨群)のうち、利用結果を受けて実際に休ませたかを聞き「休ませた」と回答した者に、さらに休ませた結果「体調不良は改善したか」と質問しました。

休息推奨群の回答(休ませましょうと推奨された人たち)

◎質問原文「学校を休ませた結果、お子さんの体調不良は改善されましたか?」
     「学校を休ませなかった結果、お子さんの体調不良は改善されましたか?」

「休息推奨群」の場合、学校を休ませたことで6割(3分の2)の保護者が身体症状の改善を実感していました。また、休ませなかった場合の改善率(31%)と改善率が半減していました。

なお「対話推奨群」は、休息しても、休息しなくても、改善した割合は同水準でした。

アンケートではこのほかも「学校を休ませた結果(または休ませなかった結果)、不安を訴えたり『死にたい』『消えたい』などの発言は減りましたか? 」と、不安傾向の改善が図られたかも質問しました。

これについても、身体症状の改善と同様で、休息推奨群では、休んだほうが明確な改善が見られ、対話推奨群では同水準の結果が得られました。

調査に対する教育学者・鈴木翔氏のコメント

「休息を推奨した人たちにおいては、休ませた場合と学校へ行かせた場合で、体調不良の状況改善では30ポイント以上の差が見られ、不安を訴える発言については40ポイント以上の差が見られた。

休ませた結果として状況改善されたと解釈してよい」

調査詳細が必要な場合は下記リンクからキズキ共育塾までご連絡ください。

■株式会社キズキ 広報担当・伊藤
https://kizuki.or.jp/company/contactus/

チェックリスト作成者への取材受付中

伊藤真依(キズキ共育塾 不登校相談員)

1999年生まれ。キズキ共育塾・不登校相談員。

高校不登校を経て、大学の法学部に進学、2022年に卒業。同年、株式会社キズキ(キズキ共育塾)に就職。

2024年8月まで名古屋校にて教室長を務め、多くの不登校のご家庭との相談を実施。

現在は不登校相談に加え、イベント登壇や自社メディア「不登校オンライン」の運営などに携わり、不登校に関する課題をより広く社会に提起するための活動に尽力している。

中里祐次(好きでつながる居場所Branch代表)

発達障害や不登校の子とその家族が幸せになるために、好きで人とつながることで孤独をなくし、好きで可能性が伸びる環境づくりをしています。現在100家庭以上がBranchを利用中。

 

 

 

 

石井しこう(不登校ジャーナリスト)

自身も不登校であり、NPOで、不登校の子どもや若者、親など400名以上に取材を行なうほか、女優・樹木希林氏や社会学者・小熊英二氏など幅広いジャンルの識者にも不登校をテーマに取材を重ねてきた。著書に『「学校に行きたくない」と子どもが言ったとき親ができること』(ポプラ社)

連絡先/090-9106-4470 shiko@futoko.org

 

※取材申し込みは下記リンクからキズキ共育塾までご連絡ください。

■株式会社キズキ 広報担当・伊藤
https://kizuki.or.jp/company/contactus/

「学校に行きたくない」が最も増える9月
保護者向け対応判断ツール無料提供に向けたクラファン始動!

9月は、一年の中で最も「学校に行きたくない」と言うお子さんが多い月です。

「学校に行きたくない」とお子さんが言い出したとき、
多くの保護者さまが、次のように悩みます。

「休ませても大丈夫なのかな?」
「このまま不登校になってしまうのでは…」

対応に迷ってもなかなか周囲に相談できず、
不安をひとりで抱え込んでしまう保護者さまは少なくありません。

こうした悩みに寄り添うために、2023年9月、不登校支援に携わる3つの団体(不登校ジャーナリスト・石井しこう、フリースクールBranch、キズキ共育塾)が共同開発したのが、『学校休んだほうがいいよチェックリスト』です。

リリースから2年間で、約10万人の「学校に行きたくない」と言うお子さんへの対応に悩む保護者さまにご利用いただきました。

チェックリストの利用者アンケートでは、

体調不良が改善した:65.1%
「死にたい」「消えたい」などの発言が減った:82.8%

という結果も得られ、子どもの安心と命を守る手がかりとして有効性が示されています。

こうした反響を受けて、無料提供を継続するためのクラウドファンディングを現在実施中です。

▶ クラウドファンディングURL:https://camp-fire.jp/projects/876636/view

「学校休んだほうがいいよチェックリスト」運営団体

石井しこう

不登校ジャーナリスト。1982年東京生まれ。

中学校受験を機に学校生活が徐々にあわなくなり、教員、校則、いじめなどにより、中学2年生から不登校に。同年、フリースクールへ入会。

19歳からはNPO法人で、不登校の子どもや若者、親など400名以上に取材を行なうほか、女優・樹木希林氏や社会学者・小熊英二氏など幅広いジャンルの識者にも不登校をテーマに取材を重ねてきた。現在はNPOを退社し不登校ジャーナリストとして講演や取材、「不登校生動画甲子園」の開催などイベント運営などでも活動中。【Yahoo!ニュース 個人】月間MVAを二度受賞。著書に『「学校に行きたくない」と子どもが言ったとき親ができること』(ポプラ社)『フリースクールを考えたら最初に読む本』(主婦の友社)『小学生不登校 親子の幸せを守る方法』(KADOKAWA)。

Branch(株式会社WOODY)

「好きで自信をつくり、好きで社会とつながる」

をビジョンに小学生から高校生までの、学校が合わない・不登校のお子さんのための居場所を運営しています。ご家族一人ひとりと寄り添い、孤独をなくす居場所を提供しています。

①オンラインコミュニティBranch home+②東京代官山にあるフリースクールBranch room、を運営しています。

▼Branch(株式会社WOODY)ウェブサイト

https://branchkids.jp/

キズキ共育塾(株式会社キズキ)

一人ひとりの困りごとに寄り添い、自分に合った学び方を見つけていくことをコンセプトにした完全個別学習指導塾。不登校や中退をはじめ、人間関係の不安、体調の心配、学習への苦手意識など、お受けするご相談の種類は多岐に渡る。埼玉県、東京都、神奈川県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、福岡県に、全17校舎(2025年8月)。オンライン授業は全国対応。

■キズキ共育塾ウェブサイト:

https://kizuki.or.jp/?argument=uL7wWpKB&dmai=VIECr-prgt-250829

■株式会社キズキ公式サイト:

https://kizuki-corp.com/

「学校休んだほうがいいよチェックリスト」について
「学校休んだほうがいいよチェックリスト」は、子どもが「学校に行きたくない」と言ったとき、「休ませても大丈夫?」と悩む保護者のためのオンラインの判断ツールです。
簡単な質問に答えることで、子どもの心身の状態を整理し、休ませるべきかどうかを客観的に判断する助けとなります。

「無理に登校させ続けた結果、心身の不調や自殺リスクが高まってしまう」という状況を防ぐことを目的としています。

▼学校休んだ方がいいよチェックリスト詳細

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