【調査報道】子どもの「学校行きたくない」発言アンケート結果(6):お子さんから「学校に行きたくない」と言われた親御さん・保護者さんへ、今だから言えるアドバイスやコメントがあればお願いします
ウェブメディア不登校オンラインでは、「子どもの『学校に行きたくない』という声」と「その後の状況」「親の対応」について、リアルなお声をお聞きするアンケートを実施し、102名から回答をいただきました(アンケート結果の総合的な紹介・分析記事はこちら)。
本記事では、その中でも特に「お子さんから『学校に行きたくない』と言われた親御さん・保護者さんへ、今だから言えるアドバイスやコメントがあればお願いします」という設問に寄せられた声の一部を紹介します(漢字かなづかいや句読点などは、不登校オンライン編集部が編集した部分があります)。
正解のない子育ての中で、今できる最善を探し、親子で希望の光を見つけるための参考にしてください。
1.お子さんから「学校に行きたくない」と言われた親御さん・保護者さんへ、今だから言えるアドバイスやコメントがあればお願いします
無理して行かせるのはやめた方がいい。
登校を第一に考えたことで、不登校が長引いた。
よく話を聞き、条件付きで休ませればよかった。
まずはゆっくり向き合い話しを聞き寄り添うことです。
なるべく早く複数の専門家に相談した方がよいと思います。
100人いたら100通りの理由なので人の意見は程々に。
共倒れしないように夫婦のベクトルを合わせて役割分担する。
子どものタイプを見極めて対応を変えていくことが大切と思った。
そのときに親が一生懸命考えて行った行動であれば、間違いなどはないと思います。
話を聞いても、本人も理由が曖昧なので、とにかく休ませて、ゆっくりさせること。
なるべく家族以外に相談できる場所を作り、ひとりで考えすぎないことが大切かと思います。
「わかった」と休ませてほしい。理由は聞かない。話してくれるまで待つ。楽しいことをする。
本人の気持ちを聞くのが1番大事だったと思う。保護者自身の気持ちも1人で抱え込まず誰かに相談できるといい。
まず、お子さんの気持ちを受け止めてあげて、一緒にどうしていくか考えてあげるということが一番だと思います。
じっくり話を聞き、否定しない。やりたいことができなくなるほど悲しい姿はないので今の状況を受け入れていく。
学校に無理に行かせることをやめて、家で楽しく過ごせるように、親子関係が壊れかけていたので取り戻す努力をしました。
いったん、習い事を含めてすべてを休ませること。休養に専念させること。そして本人の話を否定せずにきいてあげること。
学校に行きたくないと言い出したときは、我慢に我慢を重ねたギリギリの崖っぷちでした。すぐに休ませてあげればよかった。
なるべく冷静になって(装って)、否定的なことは言わず、受け止めてあげられるといいと思います。(なかなかできませんが)
マイルールとして、泣いている子どもを無理に学校に連れて行くのだけはやめよう、と決めていたことがよかったと思っています。
親も子どもの状態を受け入れるのに時間がかかる。今の状態を悲観せず、少し先を見て、笑顔でおはよう・おやすみと、一緒に美味しいご飯を。
お子さんの話をよく聞いて、家を居心地のいい場所にして、保護者の悩みを、不登校の親の会で話してください。聞いてくれるところは必ずあります。
学校なんて多少休んだところでたいした場所でもないので、早めに休ませるのと、家庭環境を整えることが大事。親が不安定になると子どももそうなる。
見守って寄り添ってあげてください。
つらい時期は必ず終わります。
専門家に頼ってください。
一人で悩まないで。
学校に行くことより、勉強を続けることに重きをおいた方がよいようだ。ただし、親は焦るが、エネルギー切れのときは何もできないのだと、いまなら思う。
行かせなくていいとおもう。何かあるから行きたくないとSOSをだしてるのだから、理由はいま親に話せなくても、問い詰めず休ませてあげてほしい。
責めずに冷静に話を聞く。
1日休ませて、お互い気分転換。
お昼とか美味しいものを食べながら話を聞くと、子どもも話しやすそう。
低学年で、学校を離れることに抵抗がないお子さんであれば、親は早く切り替えて違う所属先(フリースクールや塾など)を見つけることをおすすめしたいです。
渦中にあるのでアドバイスはこちらがほしいくらい。長期的不登校になるのは親としてやはり怖い。でも子どもに寄り添うことだけは絶対に絶対に手を抜かない。
ネットではいろいろなことが言われているけれど、実際のところその子によって対応がかなり異なってくるので、自分の子はどういうタイプなのかを見極めて判断した方がいい。
学校へ行かないことを悪いことだと思わず、必要な時間と捉え子どもが何に不安を抱いているのか気持ちを受容しできる限り話を聴いてあげることが回復に繋がったと思いました。
「なんで?どうして?」と子どもを責めないでほしい。
子どもなりに悩んで口に出してくれたのだから「これからどうしたいのか、考えていいかな」と味方でいてほしい。
子どものそのままの気持ちを受け入れて大丈夫。
子どもが学校に行きたくないという時は、相当疲れている。長くなるかもしれないが、休ませないと子どもが壊れてしまう。
他の子を見ると、生き生きと学校へ通い様々な経験をしており、できない我が子を見るとつらくなるが、休むこともまた貴重な経験であるということ。心を守るために必要な時間であること。
無理強いするようなことは、何も意味をなさない。時間が必要だと思う。親からすればそれは相当な時間。普通に過ごすのがいいのかなと思う。でもそれが必ずしも解決につながるのかはわからない。
学校が全てではありません。行きたくない理由は子どもによって違うので、世間一般論は参考程度に、自分の子どもの気持ちを否定せず、無理してポジティブにしようとせず、ただ受け入れてあげてほしい。
不登校は、最初はつらいと思うけど、そういう時期だと思って、開き直ることも必要。なるべく相談先と繋がって、親の会に参加するのもよいと思います。味方や理解者はいることを知ってほしいと思います。
行くあなたもOK。
行かないあなたもOKだよ。
行けないのはもう限界だからだよね。
と言ってあげたい。行けると思った日は急に行ったりしました。
自分が子どもの頃は、「学校に行きたくないから行かない」という選択肢はなかった、と思う親は私だけではないと思います。が、「学校に行くのは常識」というのを、ちょっと横に置いて、とりあえず休ませてみましょう。
無理に行かせてしまい子どものつらそうな姿を見て親子共々つらい日々でした。
今は家で過ごし笑顔も増え学校に行くことだけが全てではないと思えます。
何より元気にいてくれることが第一なので。
まだ自分も主人も不登校であることを心から理解してあげられているわけではないのですが、自分の気持ちを伝えてくれているのを素直に受け止めて、見守るしかないのかなと。
何が正解か自分もよくわからない。
学校に行きたくない理由を問い詰めるのはとても不毛なやり取りになりがち。
今の気分や、してほしいことを、お互いに伝え合えるようになると、気持ちが楽になって、やる気や勇気につながるのかもしれません。
体が限界なのにさらに追い込むことをしてしまい、後悔しています。自宅でも勉強させようとしてしたり、ゲームを制限したり、休めない環境にしてしまいました。ゆっくり休んでいいと今なら言ってあげられたのに、後悔しています。
無理に学校に行かせようとするのは逆効果。子どもが話してくれたタイミングでよく気持ちを聴いて共感する(できる範囲で無理せず)。
子どもと物理的な距離をあける時間を作る。自分が何かに没頭する時間を少しでも作る。
渦中にいる時は全く思えないかもしれませんが、他の選択肢は山のようにあります。
いま所属しているところを離れるのもいいと思います。
学校に行きたくない、と言うのは決して特別なことや変なことではないです。
親の仕事がままならなくなる、とすぐに不安やいらだちが出てきてしまうことがあります。
一度深呼吸して学校に行きたくないと言われたときにすぐに「わかったよ」と言える余裕、心の余裕を常にもっておくといいのかなと思います。
今は首相でさえ、休むことが必要と言っていて、厚労省も不登校の子を支えるために親が介護休暇を使ってもよいと言っているので、子どもが「行きたくない」と言ったら「オッケー、じゃあ家でゆっくり過ごそう」と言ってあげたらいいのではと思う。
子どもが幸せになるために、学校は必須ではないです。
学校で何時間も苦痛でつまらない時間を怒られて過ごすより、家で安心してのびのびと、自分が楽しい・興味があることに時間を使うほうが、100億パーセントいいに決まっています。
高校生なので、進路選択に留年や休学など、わりと早めに選択を迫られる場面が多々あります。が、本人がそこまで元気がない場合、何をやっても逆効果だと痛感しました。期限があろうがまずは本人ファーストを貫く姿勢も、ときには必要かもしれません。
理由は必ずあると思いました。うまく言語化できないだけで、「行きたくない」にはいろんな背景が含まれているのだと感じています。
まずは一旦そのまま気持ちを受け止めてあげて、安心基地をつくってあげることを大切にした方がよいと思います。
行きたくない理由を聞く。
行きたくないと言っている時点で限界なので決断を誉める。
どうしたら気持ちが楽になるか聞く。
行かないのは悪い子ではないよ、行くあなたも行かないあなたもOKだよと耐えてあげてほしい。
私は不登校専門のカウンセリングを受けたことから、次のステップが考えられるようになったので、ひとりで抱え込まず、子どもの様子を見ながら情報を集めて、信頼できる場に相談して助けを求めることが重要だと思います(相談するのは新興宗教など怪しい機関以外)。
「行きたくない」と言われたら「そうなんだねオッケー」でよいと思います。無理になんでなんでと聞いても言わないし、休みたいと言ったときは、もう無理して無理して最後の力で言ってるのだと思います。まずは休む、親が気持ちを落ち着かせるのを優先にと言いたいです。
一人一人理由も性格も違うので、本人が何につまづいているのか、家庭の関わりに問題はないかなど、自分に返して考えていった。その上で一番効果的だった対応は、家族全員がお家にいると楽しいと感じるように、母として1年間心がけ続け、家族がとても仲良くなったことだった。
子どもが学校に行きたくないと訴えることは、心がかなり疲弊していると思います。さぼり?甘え?と疑ってしまう気持ちもわかりますが、SOSを出した際は一旦休ませるのも大切だと思います。休ませてもらえ、家庭に安心感を感じられれば、それを力にまた羽ばたけると思います。
「行きたくない」と言えたことがまず素晴らしいこと。その後、本人のHPがたまるのに一定期間が必要なこともあるので、本人が動き出そうとするタイミングまで サードスペース等を活用して。子ど自身身の居場所。保護者も安心できる相談先を設けておくことが大事かなと思います。
学校は命をかけてまで行くところではない。
学校行けなくても大丈夫。
ちゃんと大学も行けるし就職もできる。
学校と子どもが合わなかっただけ。
しっかり休ませてください。
親御さんの子育てが間違っていたとか思わないでほしい。
まず、子どもに寄り添う。「行きたくないんだね。」この言葉と、どうしたいかの意見を子どもに聞くと、子どもも安心するのではないかと思います。学校に行かない選択は、すごい勇気と不安があります。しかし、「公立学校に行くのが当たり前」という考えはやめてもよい時代になっている気がします。
まずは休ませて大丈夫です。お子さんは、今初めて学校に行きたくなくなったわけではなく、たくさんたくさん積もり積もって溢れ出した想いなのだと思います。一旦休んで、心を守ること、気持ちを整理して、環境の整備などできる場合は進めていくことが大事です。勇気を出して休んで、親の会や相談機関に繋がってください。
焦りますが、なるようになります。親自身が自己受容できれば、どんな状況になっても冷静に受け止められるようになります。他者との境界線をしっかりひければ周囲の言葉に振り回されないようになりますの。子どもの気持ちも受容できるようになります。私は今ここまできました。ここから動き出すかどうか子どもを信じてみます。
本人の人生なので本人の意思を尊重してあげてください。
必要な情報や選択肢を提示して本人が選べたらいいと思います。
保護者も不安になると思うけど、学校行けないことを学校に相談しててもあんまり解決しません。早めに不登校の親の会など、不登校の先輩たちとつながった方が、保護者も安心できると思います。
ご自身の不安や焦りは一旦子どもの不登校対応より優先して、カウンセリングなどを受け、冷静さを保てるように助言してもらってください。
解決するわけではありませんが、親の苦しみやつらさは、家庭外で吐き出す必要があります。
ごちゃ混ぜにして、冷静さを欠くと、私のように子どもを追い詰めてしまう可能性があるので。
不登校→通信制高校に在籍中ですが、引きこもり状態。
将来を考えると絶望してしまいますが、自分を責めないこと。
自分を責めて泣いても、プラスに働くことはないので。
我が子のことに一生懸命になりすぎると、前向きにはどうしてもなれない。そんな時は自分の人生、自分自身にフォーカスをあてると、割り切りやすくなりました。
まず休ませ、低学年なら一緒に過ごしてあげてほしいです。子どもの気持ちを受け止める姿勢を初めにきちんと見せることで、よい方向へ向かうかもしれません。とはいえ共働きだと仕事の調整もキツく、いつまで休むのか先が見えない不安も大きいと思います。職場の理解が得られることが1番なので、本当に大変と思いますが、どうか踏ん張って職場でも現状を伝え相談してみてください。
不登校初期は一番つらくしんどいときでした。何が正解なのか、どうすればいいのか、何もわからず本当にしんどかったです。まずは、子どもが学校に行けなくても大丈夫。それだけは信じてください。そして、自分の心を守ること。これを大事にしてください。子どもも大事ですが、それを支える親も大事です。親が倒れずに支えられるように、自分の心を、自分を守りましょう。そして、決してあなたは1人じゃないです。大丈夫。
子どもの言うことは、一見、自分勝手です。ただ、よく聴くと、本人なりに頑張ったけど上手くいかなかった、希望を持っていたのに教師に元も子もない言い方をされた、クラスメイトの自分勝手な態度、などなど、いろいろなことに失望して傷ついています。
「でもそれって自分勝手な意見だよ」と諭すのはだいぶ後にして、とりあえずは「子どもの身勝手な言い分」を聴いてあげた方が、全容解明には近道だと思います。
とにかく時間がかかるため、「長期戦になる」と覚悟して、目先のことにジタバタしないこと、無理に学校に行かせないこと、昼夜逆転になってしまうことを覚悟すること、でも子ども自身も悩んでもがいているので、見守ること、です。
あとは、うちはたまたま学校と先生がとても理解があり、寄り添ってくださったので、私たち親も冷静を保つことができましたが、学校と先生の協力を仰げれば、それが一番いいです。
行き渋りでも、五月雨、不登校どのような状況でもまずは行政のサポートしてくれる部署へ連絡することをおすすめします。私は当時自分でフリースクールを選び様子を見てましたが、もう少し早く行政を利用すればよかったと感じています。今は市役所の適切な部署にサポートしていただいており、学校との面談の仲介、病院受診の目安、放課後デイサービスの紹介など、自分が知らない手続きも逐一教えてもらえるので、そのときそのときに合った対応ができていると感じています。
我が家はまだ長期化したことは今のところはないですが、本人の気持ちを第一にすること、親は「今の環境が全てではない、道はいくらでもあり変えられる」と逃げ道を作る、家ではリラックスして楽しく過ごせるようにするくらいしかできないかな、と思いました。私も行きたくないと言われるともちろん心配になりますが、自分は女優だと言い聞かせ、心配な様子は出さないように心がけました。それでも態度や言動に出てしまう、親も疲れてしまうこともあると思うので、親自身の休息や心身のケアも大事だと思います。
親子には様々なバックグラウンドがあり、一概にこうすればよい、と言えることはないと考えています。あくまでイチ事例として、私自身を振り返ると、不登校という事象を全く理解できていなかったため、「知る」ことから始めました。手軽なインターネットの記事でもよいですが、多種多様な意見が散在しており体系的に整理されたものはなかなかないため混乱すると感じました。一方で編集を経て考え方が整理されている書籍はインプットの手段として有効でした。もちろん書籍でもそれぞれ考え方が異なりますが、複数の書籍を読んでみると共通項はあり、「そっか、学校に行かなくても大丈夫かも」と思えたことは大きかったです。
経験した保護者はみんな通る道だと思います。そのときにアドバイスを聞いて取り入れる、取り入れないは各家庭の価値観や教育方針によって違うのかなと感じた上で、
✦行きたくないということを勇気を出して話してくれたことに感謝すること。(大人が考えるよりもこどもたちはとても悩んで考えていると思います)「学校に行くことが当たり前、熱が出たり病気をする以外は休まない」時代だったので、受け入れることは難しいと感じる保護者もいると思いますが、
✦こどもの気持ちを受け止める
✦休ませる
✦責めない
✦休んでいること、学校に行けないことが悪いことだと思わない
✦無理に登校や勉強をさせない
✦担任だけでなく、学年主任、管理職を交えて相談する
ご家庭やお子さんの事情にもよると思いますが、我が家は学校や先生、お友達に起因する理由ではなく体調不良からの不登校でした。
なので子どもがなるべく社会から完全に孤立することがないように、取り出し授業だけの参加、放課後に先生に会いに行くだけの時間を設けてもらい、「行けていないけど学校にも自分の居場所がある」ように感じてもらえるよう努めているつもりです。また、学校と親との間でよくコミュニケーションを取っている姿を見せることで、子どもが自分の社会(学校)に親が関わっていることを感じられると少しは安心に繋がるのかなと思っています。
正解や出口が見えないことだと思うので、今やっていることが正しいかは誰にもわからないと思います。学習面での不安もあるかと思います。ですが各ご家庭それぞれ親自身に無理がないように、親自身が少しでもストレスを減らして心にゆとりが持てる様に日々過ごしてもらえたらと思います。
お子さんが、その言葉を言えたことを、よかったと思ってほしい。保護者さんとお子さんの関係がいいからこそ、それは言えた言葉なんだと思う。
我慢して苦しんでまで学校は行くところではない、誰かの言うこと、ネット上の「不登校は何日で○○する!」みたいな文に惑わされずに、その子をよく見て、人として認めてあげてほしい。
できないことよりもできること、その子の好きなこと、たくさん見つけて。認めて。笑顔で過ごせることを、大切に。子どもが言ってることだから、大人の言うことを聴いてればいいのに、という考えではなく、一人の人として、受け止めてあげて、一緒の時間を過ごしてあげてほしい。
不登校になったからと言って人生終わりじゃない。
そして、同じような状況の仲間はたくさんいるから孤独に押しつぶされずに、少しずつ開示して、人に頼って、みんなで子どもを守っていこう。
一人じゃないですよ。笑える日が来ますよ。
今まで特に大きな困り事を感じていなかった場合、突然その日が来るとびっくりすると思いますが、「行きたくない」と言葉で伝えてきた勇気を、まずは何も言わずにハグして受け止めてあげてほしいです。
脳みそが発達の真っ最中で、うまく言えない気持ち、疲れ、ストレス、葛藤などをぐちゃぐちゃに溜め込んでいる、という前提で接してあげてほしい。
これまで、何も言わずに登校していたなら、それは、問題がなかったからでなく、つらさを言葉にできていなかっただけかもしれません。
言葉で言ってくれたことを、むしろ褒めてもいいと思います。
言われた親御さん、保護者さんは、こどもにとって一番の避難場所のはずですから。そして、それと同時に、可能なら学校の教室の雰囲気を、保護者さんも見学に行くことを勧めます。どんなことが、子どもの疲れやストレスの原因なのか。
問題は、子ども個人にあるというより、子どもと環境のミスマッチとか、環境に不慣れだというところにある、と考えます。
授業や友達の雰囲気、担任の考え方など、何回か見れば、だいたい、子どもの気持ちや方向性がわかります。
回答者ペンネーム(敬称略、本名と思われるものは編集部で変更済み):banboo、Cardamon、H.H、hirohiro、JJ、JKの母、miku、mimi、mog、obaco、phonkichi、ri_co_pe、snow、Twinsmama、wamoa、アカママ、あけりょ、ありそん、いっとかな、うさかご、えむママ、おはぎ、お母ちゃん、かぼちゃ、ごくらく、ことり、こむぎ、さくら、さこちん、ささ、じょーちち、しんのすけ、だし、たま、たらちゃん、ちこまめ、ちみちゃん、なな、にんにん、ネガ、のり、のん、ばけりん、はやめ、ハンバーグ、まぁ、マツア、マミ田マミエ、まる、ミ。、みかん、みんと、ムギ、モナ、もも、りくちゃん、りと、りょうこ、るこ、レモン、ロータス、一休さん、華、HH、銀の翼、TM、山田太郎、初めての経験で親も戸惑っています、迷える母さん、踊るママ、蓮
2.キズキ共育塾不登校相談員・伊藤真依のコメント
今回のアンケート調査に際して、高校生の時に不登校だった私を支えてくれた両親に少し話を聞いてみました。
すると、俵万智さんの次の歌を教えてくれました。
親は子を育ててきたと言うけれど 勝手に赤い畑のトマト (俵万智)
また、私の両親は次のように振り返っていました。
「少し過保護気味に何でも手助けしようとしていたら親子ともに疲弊してしまったので、
この歌を知って、子から適度に目を離して親自身が楽しくのびのび生きるようにしてみた。
そして気が付いたら、いつのまにか自分で大学に行く選択をして、真っ赤なトマトに成長していた」
大切なお子さんのために、責任をもって一緒に考えていくことは大切ですが、
お子さん自身が自分で思考するための隙を作ったりするのも大切なのだと感じました。
3.関連記事のご紹介
今回のアンケートに関連する記事は、下記からご覧いただけます。
関連記事










