通信制高校転入を決めた俺の「最後の意地」 不登校だった俺と高校教師の攻防④
#不登校#行き渋り#通信制高校#高校教師
不登校の高校時代、古川寛太さんは何人もの教師たちと向き合います。今回は、前回登場した倫理教師とのその後のエピソード。
教師たちへの反発と、自責の思い。相反する感情が交錯するなか、古川さんは通信制高校への転入を決めます。
転入後のある日、古川さんは「元担任」から連絡を受け……
(連載「前略、トンネルの底から」第21回・写真は古川寛太さん)
「卒業したら二度と会わない」
担任の対応が無味無臭なのも、やっぱり関係を深めたくなかったんだろうと思う。
「卒業したらたぶんお前らとは二度と会わないと思う」。
ホームルームで彼はよく言っていた。
それが悔しかった。
なんとしてでも会うきっかけを作ってやろうと強く決めた。
授業中の話には、よく教え子が登場する。