ゲーム、スマホ、SNS・・・依存症の専門家による親必読の1冊

 子どもが不登校になったとき、ゲームやスマホにハマったり、リストカットなどをする子どもたちがいます。彼らはなぜ、モノや行為に依存するのでしょうか?薬物依存症が専門の精神科医・松本俊彦さんが中学生の実例をもとに、依存症のしくみやかかわり方を解説した書籍が『世界一やさしい依存症入門』。親や学校の先生必読の1冊をご紹介します(※画像は松本俊彦さんと書籍)。

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 本書は14歳に向けて、薬物依存症が専門の精神科医・松本俊彦さんが依存症のしくみと関わり方について書いた入門書です。扱われるテーマはエナジードリンクや大麻などのほか、リストカットやゲームなど多岐に渡り、モノや行為に依存する中学生たちのエピソードが詳細に紹介されています。

 名門私立中学に進学したものの、テストなどの成績に悩む中学1年生のカイト君がハマったのは、スマホのゲーム。寝る間も惜しんでやり続け、課金も高額になっていました。怒った両親がスマホを没収しようとすると、暴力をふるうこともありました。ゲームなど、ある特定の行為に依存することを「行為依存」と呼びます。

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