マンガで読める「摂食障害」。親や教員に読んでほしい1冊を紹介

 「摂食障害」というものを聞いたことがあるでしょうか。「拒食」と「過食」に大別される障害で、思春期に発症しやすく、近年では小学生など低年齢化しているという指摘もあります。また、不登校の当事者や経験者にも「摂食障害」を抱える方がいます。その摂食障害について、自身も「摂食障害」で苦しんだ経験を持つマンガ家のおちゃずけさんが、マンガでわかりやすく紹介した本があります。監修には専門家として医師もかかわっています。「もしかして?」と思ったとき、保護者や学校関係者など、幅広い方に読んでほしい1冊をご紹介します。

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 今回ご紹介する書籍は「摂食障害」について取り上げた1冊です。著者のおちゃずけさん(マンガ家)は、かつて自身が摂食障害だった経験をふまえ、摂食障害に関して知っておいてほしい知識や具体的なケースについてマンガで紹介しています。また、獨協医科大学「子どものこころ診療センター」の作田亮一医師が監修に携わっています。

 本書の特徴は大きく3つあります。1つめは、摂食障害のケースについて、マンガでわかりやすく紹介されていること。ダイエット、クラスメイトの何気ない一言、学校の給食、発達障害など、さまざまなきっかけにより摂食障害になった事例が紹介されています。2つめは、摂食障害から回復した経験者4名の体験談が掲載されていること。

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