生きづらさを解消するには 不登校経験者がバイト先で実践した3カ年計画
#不登校#行き渋り
古川寛太さん(21歳)は、不登校が終わったあとも続く「生きづらさ」を解消するために、自分なりの「居場所」づくりを始めた。3年間にわたる試行錯誤の末、見出した答えとは。当時の思いと経緯を書いていただいた。
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「高校3年間あなたは何をしていましたか」と問われると、「ひとり家で泣いていました」としか答えられない。同級生が汗水たらして青春を謳歌しているなか、僕は涙ぐみながら時計の秒針を見つめていた。
不登校になった始まりはあれこれあるようで、21歳になった今でもよくわかっていない。ただ終わりははっきり覚えている。大学へ入学して一人暮らしにも慣れてきた、1年生の秋。いまだに僕と向き合おうとしてくれない親のLINEを見て、パチン! と何かが頭のなかで弾けた音がした。