
【不登校回復期】「勉強しようかな…」と言い始めた!子の背中を押す親の心得とは?
不登校で、勉強から離れていた。そんなお子さんから「勉強しようかな…」という言葉が出始めたとき、保護者の方は大きな喜びを感じるのではないでしょうか。
「やっと、前向きな気持ちになってくれた!」
「これから、また学校に戻れるかもしれない!」
そんな期待を抱く一方で、次のような不安もよぎるかもしれません。
「本当に、勉強を続けられるのかな?」
「また、途中であきらめたらどうしよう?」
この記事では、お子さんの「勉強しようかな」という言葉に込められた気持ちを理解し、保護者としてできることをお伝えします。
【不登校回復とは】
不登校は、前兆期→進行期→混乱期→回復期という経過を辿ることがよくあります。回復期とは、「不登校状態ではあるものの、心理的状態が改善され、心的エネルギーが溜まりだし、一人での外出が自由になってくる期間」のことです。この記事は、主にこの時期のお子さんがいる保護者さんのための内容です。もちろん、それ以外の時期の方にもお役立ていただけます。不登校回復期の記事一覧はこちら
【サポート団体を利用しましょう】
不登校のお子さんのことを、保護者だけで対応する必要はありません。不登校のサポート団体を適切に利用することで、お子さんも保護者さまも、「次の一歩」に進みやすくなります。サポート団体の探し方は、こちらの記事をご覧ください。
目次
1. 不登校の子の「勉強しようかな」の裏にある気持ち
エネルギーが不足している不登校のお子さんは、やりたいことを見失う場合が少なくありません。
そんな中、「勉強しようかな」とやってみたいことを口にするのは、回復期に差しかかったサインかもしれません。
次の一歩を踏み出そうとするお子さんの背中を押すためには、お子さんの気持ちを知ることが大切です。
↓↓↓不登校回復期のお子さんの心の中は…↓↓↓
前向きな気持ち
- そろそろ、何かを始めたい
- 勉強を通じて、自信を取り戻したい
不安な気持ち
- 本当に、自分にできるのかな?
- また、周りの人に遅れをとってしまうんじゃないか?
葛藤
- 勉強したい気持ちはあるけど、まだ自信がない
- 勉強を始めることで、またつらい思いをするかもしれない
期待
- 勉強を頑張れば、きっといい結果が出る
- 勉強を通じて、将来の夢を叶えたい
このように、「勉強しようかな」と前向きに話すお子さんも、不安や葛藤を抱えている場合があります。
もちろん「頑張れ」と応援することも大切ですが、お子さんの不安に寄り添ったコミュニケーションも大切です。
2. 不登校回復期のお子さんの背中を押す親のアプローチ
期待と不安が入り混じったお子さんの背中を押すために、親ができることには以下のようなことがあります。