
【不登校前兆期】「朝になるとお腹が痛い…」繰り返す体調不良の裏にある本当の理由とは?【不登校の知恵袋】
朝になると決まって体調不良を訴え、学校を休みがちになる。それは、もしかしたら不登校の前兆かもしれません。
「ただの体調不良じゃないの?」
「まさかうちの子が不登校?」
そう不安に思う保護者の方もいるかもしれません。
しかし、どうかご安心ください。お子さんのSOSに適切なサポートをすることで、お子さんは「次の一歩」に進みやすくなります。
本記事では、不登校の前兆として現れる体調不良について、その背景にある心理的な要因と、保護者としてできる具体的な対応方法について解説します。
【不登校前兆期とは】
不登校は、前兆期→進行期→混乱期→回復期という経過を辿ることがよくあります。前兆期とは、「何らかの要因で、心理的な安定度が崩れていき、学校を本格的に休み始めるまでの期間」のことです。この記事は、主にこの時期のお子さんがいる保護者さんのための内容です。もちろん、それ以外の時期の方にもお役立ていただけます。不登校前兆期の記事一覧はこちら
【サポート団体を利用しましょう】
不登校のお子さんのことを、保護者だけで対応する必要はありません。不登校のサポート団体を適切に利用することで、お子さんも保護者さまも、「次の一歩」に進みやすくなります。サポート団体の探し方は、こちらの記事をご覧ください。
目次
体調不良は、心理的な要因(理由)の表れ
不登校の前兆として現れる体調不良は、仮病や怠けではありません。多くの場合、心理的な要因(理由)が大きく関わっています。
その要因・理由は、お子さん自身も自覚していなかったり、うまく言葉にできなかったりもします。
ストレスや不安
- 学校での勉強や人間関係、将来への不安など、子どもたちは様々なストレスを抱えています。これらのストレスが限界を超えると、自律神経のバランスが乱れたりして、体調不良となることがあります。
心のSOS
- 体調不良は、子どもたちが言葉にできない心のSOSを発信しているサインでもあります。「学校に行きたくない」「助けてほしい」という気持ちを、体を通して表現しているのです。
「行きたい(行かなくては)」と「行きたくない」の葛藤
- 「学校に行きたくない」という気持ちはあっても、「行きたい(行かなくてはならない)」と思う気持ちもあるため、心と体が衝突し、結果的に体調不良を引き起こすことがあります。
保護者ができる具体的な対応
「朝になると体調不良」なお子さんに、親御さんができることはたくさんあります。
ただしもちろん、お子さんの体調不良への対応を、親御さんだけで行う必要はありません。以下の「1.学校や専門家への相談」を前提としましょう。
1. 学校や専門家への相談
- 医者、スクールカウンセラー、不登校のサポート団体などに相談しましょう
- 学校の先生とも連携し、お子さんの様子を共有しましょう
- 必要に応じて、学校側に配慮やサポートを依頼することも大切です
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