【不登校前兆期】「高校、合ってないかも…」と言われたら。1月に親が急がず考えたい3つの視点【不登校の知恵袋】
「高校、合ってない気がする」
全日制高校に通う1・2年生の子どもから、1月にこの言葉を聞いたとき、保護者の胸がざわつくのは自然なことです。
「せっかく受験して入ったのに」
「もうすぐ進級なのに」
「ここで崩れたら取り返しがつかないのでは」
──そんな思いが、一気に押し寄せる時期でもあります。
不登校の前兆期にある高校生にとって、1月は「立て直すために急ぐ月」ではありません。むしろ、今の環境との距離感を見直し、これ以上消耗しないための視点を整える月です。
ここでは、1月だからこそ親が急がずに持っておきたい3つの視点と、具体的な関わり方を整理します。
【不登校前兆期とは】
不登校は、前兆期→進行期→混乱期→回復期という経過を辿ることがよくあります。前兆期とは、「何らかの要因で、心理的な安定度が崩れていき、学校を本格的に休み始めるまでの期間」のことです。この記事は、主にこの時期のお子さんがいる保護者さんのための内容です。もちろん、それ以外の時期の方にもお役立ていただけます。不登校前兆期の記事一覧はこちら
【サポート団体を利用しましょう】
不登校のお子さんのことを、保護者だけで対応する必要はありません。不登校のサポート団体を適切に利用することで、お子さんも保護者さまも、「次の一歩」に進みやすくなります。サポート団体の探し方は、こちらの記事をご覧ください。
目次
1.「合ってない」は、学校そのものではなく“今の状態”を指していることが多い
この章では、「高校が合っていない」という言葉の受け止め方を整理します。
「合ってない」という言葉は、とても大きく、決定的に聞こえます。
しかし実際には、学校全体を否定しているとは限らないケースが少なくありません。
次のような“部分的な負荷”が重なった結果として、「もう無理かも」「合ってない気がする」という言葉になることがあります。
- 授業の進度や評価方法が合わない
- クラスの空気に常に気を張っている
- 友だち関係で小さな疲れが積み重なっている
- 行事やテストが続き、回復する時間が取れていない
この段階で大切なのは、直接的な原因の特定と解決を急がないことです。
というのも、この時期の子どもは、何が一番つらいのかを自分でも整理しきれていないことが多いからです。
上記のような負荷は、本人自身がまだ整理できていなかったり、うまく言葉にできなかったりすることも少なくありません。
また、原因を言葉にしようとすること自体が、さらにエネルギーを消耗させる場合もあります。
親ができる具体的な関わり
- 「どこが合ってないの?」と細かく聞き出そうとしない
- 「高校生活はまだ1年(2年)あるから」と励ましや説得に向かわない
- 「じゃあどうするの?」と結論を求めない
代わりに、「そう感じるくらい、今はしんどいんだね」と、“評価せずに受け止める言葉”を返すだけで十分です。
2.1月は「修復」よりも「消耗を止める」視点が役に立つ
この章では、1月特有の状況を踏まえた見方を整理します。



