【中学新2・3年生/不登校進行期】「クラス替え」の期待と怖さで揺れる時期。不安が大きいときの、家庭を“一番の安心”にする関わり方【不登校の知恵袋】
3月から4月にかけてのこの時期。「クラス替え」や「新学期」の話題が増えていきます。
中学新2・3年生で不登校の状態にある子どもも、この時期は心が揺れやすいタイミングです。
「新しいクラスなら、うまくいくかも」
「でも、またダメだったらどうしよう」
そんな期待と不安が入り混じった気持ちが、言葉や態度の端々ににじむことがあります。
親としても、「少しは前向きになってきたのかな」と感じる一方で、「ここでどう関わればいいのだろう」と迷いが生まれやすい時期です。
この記事では、不登校進行期にある中学新2・3年生の「クラス替え前後の揺れ」に焦点を当てながら、家庭を一番安心できる場所にするための関わり方を具体的に考えていきます。
【不登校進行期とは】
不登校は、前兆期→進行期→混乱期→回復期という経過を辿ることがよくあります。進行期とは、不登校が始まり、心理的な落ち込みが激しくなり、やがてその状態が固定化されるまでの期間のことです。この記事は、主にこの時期のお子さんがいる保護者さんのための内容です。もちろん、それ以外の時期の方にもお役立ていただけます。不登校進行期の記事一覧はこちら
【サポート団体を利用しましょう】
不登校のお子さんのことを、保護者だけで対応する必要はありません。不登校のサポート団体を適切に利用することで、お子さんも保護者さまも、「次の一歩」に進みやすくなります。サポート団体の探し方は、こちらの記事をご覧ください。
目次
クラス替えの時期に起きやすい「揺れ」をどう捉えるか
この時期の子どもの言動には、一見すると矛盾しているように見えるものが増えることがあります。その背景にある心の動きを、少し丁寧に見ていきます。
「行けるかも」と「やっぱり無理」が同時にある
「新しいクラスなら行けるかも」と言った翌日に、「やっぱり無理かも」とつぶやく。
そんな揺れが見られることがあります。
これは、気持ちが不安定だからということでもあるのですが、どちらの気持ちも本当だから起きていることでもあります。
環境が変わることへの期待と、これまでのしんどさの記憶。その両方が同時に存在しています。
また、「行けるかも」という言葉も、純粋な前向きさだけとは限りません。「この状況から抜け出したい」「普通に戻らなければいけない」という思いから出ていることもあります。
ただ、この揺れを「どっちなの?」と整理しようとすると、子ども自身も苦しくなりやすくなります。
「またダメだったら」という怖さが強くなりやすい
クラス替えは、「やり直しのチャンス」に見える一方で、「もう一度うまくいかなかったらどうしよう」という怖さも同時に強めます。
不登校の状態にある子どもは、自己肯定感が低下し、自信が揺らいでいる最中にあります。
そのため、環境の変化が「自分がうまくやれるかどうかを試される場」のように感じられることがあります。
この怖さが強いほど、動きたい気持ちと動けない感覚の間で、より大きく揺れることになります。



