「なぜ家に居るのに元気にならないの」不登校の子どもの元気を奪う親の言動

#不登校#行き渋り

 「不登校して以来、家ですごしているのになかなか元気にならない」。そんな悩みを抱える親御さんはすくなくありません。半年、1年と時間が経っても、子どもが元気にならないのはなぜか。原因の1つとして、親の言動が子どもの元気を奪っているかもしれません。その具体例を挙げながら、親にできることについて考えます(※画像はイメージです)。

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子どもが不登校をしたとき、安心できるわが家ですこしずつエネルギーをためていくことが、子どもがふたたび動き出すうえで欠かせません。他方で、半年、1年と時間が経っているのに「子どものようすが以前とかわらない」という不安を親の方からよく聞きます。家ですごしているのに、子どもが元気にならない理由は何か。不登校経験者と専門家の語りから考えます。

中2で不登校 転校がきっかけ

 中学2年生のとき、転校を機に、不登校になったAさん。グループ意識が強かったクラスで孤立し、部外者のようにまわりから扱われるいじめを受けました。しかし、Aさんはそのつらさを両親に打ち明けることができませんでした。

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