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元宝塚・真野すがたさんインタビュー②不登校の子育て|「子どもに向き合いすぎないこと」と、人と比べない子育て

#不登校#行き渋り#台湾#宝塚#真野すがた

宝塚歌劇団・花組の元男役スター、真野すがたさん。

台湾での生活の中で、息子さんの不登校(行き渋り)を経験しました。

台湾の親戚も日本の親戚も「学校行けなくても別にいいじゃん」と言い、夫婦で育てにくさや癇癪(かんしゃく)に向き合いながら、「不登校(行き渋り)のことをずっと見つめ続けない」「成果を出す何かを求めない」「他の子と比べない」子育てを続けてきたと言います。

第2回となる今回は、家族や親戚の支え、子どもたちだけで遊ぶ時間を大切にしたこと、自分の仕事を手放さなかった理由、ゲームや YouTube との折り合いのつけ方、そして「子どもに向き合いすぎないこと」というメッセージをお伝えします。

 

真野すがた(まの・すがた)


台湾の親戚も日本の親戚も、「学校行けなくても別にいいじゃん」と受けとめてくれた

――お子さんの不登校(行き渋り)について、ご家族、ご親戚、ご友人の方々の行動や言葉などで、支えや救いになったものはありますか?

真野すがた(敬称略、以下「真野」):
台湾では、親戚の距離感が近いんですよね。

だから、夫(日台ハーフ)のお母さん・お姉さん、夫の台湾側のいとこなどに相談していました。みんな「学校行けなくても別にいいじゃん」みたいな感じでしたね。誰も「それは大変だね」とは言いませんでした。

私の両親も、昔は教育熱心でしたけど、そのときは「まあまあまあ、いいじゃない」「そんなこともあるわよ」みたいな感じで、深刻に捉えていませんでした。気を使ってくれていたのかもしれませんけど。

なので私の中でも、不登校(行き渋り)のことをずっと見つめ続けて考え続けるということはありませんでした。そうなったら百害あって一利なしと思ったので。そこはよかったなって思います。

――ご夫婦で、不登校(行き渋り)についての思いや対応は一致されていたということなんでしょうか。

真野:
そうですね。小さい頃から、息子は気難しくて育てにくかったんですよね。幼稚園時代も癇癪(かんしゃく)があって、その都度夫婦ですり合わせてきました。だから不登校(行き渋り)に関しても、もうすでにお互い「同じ答え」が出ていました。

日本人は真面目で偉い。でも「自分の家だけで解決しよう」とするからこその難しさもある

――日本に帰国されてからの、ご家族・ご親戚の関係はいかがでしょうか。

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