「僕、先週死んじゃおうかと思ったんだよね」小5で不登校した息子の告白に母親が後悔した対応

#不登校#行き渋り

「私の一番の後悔は、息子をボロボロになるまでがんばらせてしまったことです」と語るのは、現在中学3年生の息子さんを持つ母親・「ミル姉さん」。ミル姉さんの息子さんは小学5年生から学校へ行きしぶるようになりました。しかし自分から「行きたくない」と言わない息子さんに、「本当は何を考えているの?」と悩んだそうです(※画像はイメージです)。

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――お子さんの不登校のいきさつからお聞かせください。

息子は小学5年生の2学期から急に遅刻と早退をするようになりました。からだの不調を訴えることはなかったのですが、とにかく疲れているようすで、「学校、丸一日はがんばれない」と言って朝遅れて行ったり、昼に帰ってきたりするようになったんです。原因はまったくわかりませんでした。

私はとりあえず、「遅刻でも早退でも学校には行けるんだから、まあ行ってもらおうか」と思って、車での送り迎えをがんばっていました。でもしばらくすると、「頭が痛い」、「吐き気がする」と言って休む日も増えてきました。

欠席が増えると学校側に焦りが出てきたようでした。担任の先生から「このままの状態ではまずいですね。今乗り越えないといけません。お母さん、ここが正念場ですから、がんばりましょう」と言われました。

そう言われて私は「なんとしてでも行かせなきゃいけないんだ」としか思えなくなってしまって。しかも先生からは毎日のように、息子のようすをうかがう電話がかかってくるんです。息子のことは親の私に責任があるのだと追いつめられていきました。

一方で息子は、2学期の途中から、学校へ行った日でも教室に入れなくなりました。理由はいじめです。突然クラスメイトの1人から「お前のことを一生許さねえ」と言われ、授業中に睨みつけられたり、休み時間に仲のよい子と引き離されたりするようになったんです。

あとでわかったのですが、息子がしょっちゅう遅刻や早退をするのを見て、その子はうらやましかったそうです。でもやっぱりそれで息子が攻撃されるのは許せません。学校側には謝罪の場を設けてもらうよう求めました。

そしたら息子と、先生、いじめたその子の三者で集まることになりましたが、結局、その子に反省のようすが見られないまま、その場は終わってしまいました。

いじめがあってから息子はますます元気がなくなり、弱ってしまいました。4年生までは本当に元気でおしゃべり好きな子だったのに、しょげかえってまったく話さない子になってしまい、私はとても悲しかったです。

それで初めて私のなかに「もう学校を休ませたほうがいいのかな」という考えが浮かびました。でも、そのときはそうしませんでした。どうしようかと迷っていたとき、担任の先生から「相談室登校をしませんか?」と言われて、休ませる発想がかすんでしまったんです。このあと、休ませる選択をしなかったことをものすごく後悔しました。

――息子さんに相談室登校は合わなかったのでしょうか?

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