父親・母親が語るわが家の不登校、つらい時期をどう乗り切ったのか
わが子が不登校になったとき、親としてどんなことがつらかったか。また、不登校に対する考え方や子どもへの対応をめぐり、夫婦間でどのようなすれちがいがあったのか。今回は不登校の子どもを持つ父親2人と母親の3名による座談会を企画。父親目線、母親目線で「わが家の場合の不登校」について、本音を語っていただきました。
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――まずは自己紹介とともに、お子さんが不登校になった経緯をお聞かせください。
A山 2人の息子の父です。現在中1の長男が小4の秋ごろから体調不良になり、学校へ行かなくなりました。うちは次男も不登校で小学校に入学して3日目に「学校へ行きたくない」と宣言しまして、長男ともども、フリースクールネモにお世話になっています。
B田 高1と小5の子どもの父で、下の子が不登校です。生きしぶりが始まったのは小1の5月でした。運動会の当日、急に行きたくないと言い出しまして。小2のとき「発達障害」と診断され、2学期からはネモに通っています。
C木 私は3人の娘の母です。現在、中1の三女が小5から不登校しています。冬休み明けから腹痛などの体調不良が始まりました。「もう行かない」と言って、不登校になりましたが、理由は本人にもわからない状態でした。
――不登校は親にとってもつらいものであると思います。みなさんはどんなときにつらいと感じましたか?