「不登校=学校に適応できない子」に大反論! 変わるべきは誰か
#不登校#行き渋り#フリースクール#ブラック校則#不適応#校則
不登校は、何らかの理由で「子どもが学校に適応できない」ことが問題——この論調に強く反論する、フリースクール運営者・土橋優平さん。
「学校に適応する」という表現に潜む欺瞞を、土橋さんが鋭く指摘します。
(連載「出張版お母さんのほけんしつ」第50回・写真は土橋優平さん)
最近公開されたネット記事に、「不登校」に関する理解のないものがありました。その記事を読んだ保護者のみなさんから落胆や社会への悲観的な言葉が届いたので、その中からよく議論されるポイントを、何回かに分けて反論として書こうと思います。
不登校は「適応」の問題ではない
まずは、不登校の話題が出ると「学校に適応できない子」という表現をされることについて。
私はこの考えに反対です。私に言わせれば、不登校は「時代の変化に追いつけない学校」の問題です。
みなさんが子どもの頃にもあったでしょうか。
前髪の長さ、下着の色、靴下の長さなどの服装のチェックや、キャラクター文房具など学習に関係のないものの使用禁止などといった校則。令和の今この時代にも、同じようなことをしている学校は、まだまだあります。
「何のためにそれをするのか?」と問われれば、学校は「風紀が乱れるから」「学習に関係ないから」と答えます。
反論します。
【連載】出張版 お母さんのほけんしつ
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