
学校行事は「目指しやすい旗」(1)
#不登校#行き渋り
「不登校の生徒は、『楽しいものである』学校行事に参加する資格はない」とする声があります。一方で、少なくとも古川さんは行事に参加したくない生徒でした。しかし、担任の強い推しを受け、冬場の「スキー合宿」に参加することになります。
(連載「前略、トンネルの底から」第32回・写真は古川寛太さん)
進級をかけ、担任と面談の真っ只中にスキー合宿に参加
「普段、学校に来ないくせに行事ばかり参加するな」という意見がある。発言主からすれば文化祭や修学旅行のような学校行事は、ふだんの学校生活という日常をこなしたものだけが得られるスイートな部分、ショートケーキでいえばイチゴであり中華丼でいえばうずらの卵のような存在なのだと予想ができる。これは学生生活を楽しめているからこそ思い至る視点であり、それはとても結構なことだと思う。
【連載】前略、トンネルの底から
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