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「先生がわが子を見る時間は1日わずか7.5分」フリースクール代表が鳴らす警笛

「子どもが学校に行くことに安心していないか?」。親にとって、学校での子どものようすを知ることは容易ではありません。一方で、不登校の子どもの親御さんは、子どものことを驚くほどよく把握しています。子どもが何を学び、どんなつながりを築いているのか。フリースクールを運営する土橋優平さんに、学校へ行く行為そのものよりも、そこに目を向けることのたいせつさについて、書いていただきました。(連載「出張版お母さんのほけんしつ」第42回・写真は土橋優平さん)

* * *

あるお母さんがこんな話をしてくれました。

「子どもが不登校になる前、少し気になっていたことがありました。なぜか消しゴムを買う頻度がとても高いんです。その時はとくに気にもせず、子どもに理由を聞くようなこともしなかったのですが、子どもが不登校になってからふとそのことが気になり聞いてみました。すると子どもは、授業中ずっと「ねりけし」をつくってたんだ、と。うちの子は授業中、先生の話を聞くことも、勉強に集中することもせず、ずっと消しゴムで遊んでいたんです」。

私はそれを聞いて思いました。学校に行くことってなんなのだろうか、と。私たちは登校するという行為を信じすぎているのではないかと。

【連載】出張版 お母さんのほけんしつ
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