中1の夏休み明けに学校を辞めた15歳が語る学校という名の洞窟
私が不登校になったのは中学1年生の夏休み明けです。私にとっての中学の壁は制服でした。私は制服がキライでした。自分はもともとはっきりとした性格であり、服装もパンツや黒い系統のものが好きでした。しかし制服は男子はズボン、女子はスカートと、性別で分けられています。そのことに疑問を抱き、まずスカートを履くことに反抗心を持ちました。
制服はとても重く、ボタンも上までとめねばならず、窮屈なものでした。学校は、制服を着ることにより統一感を出したかったのでしょうが、この「みんないっしょにする」といった風潮にも私は反感を覚えました。
加えて当時の私は思春期特有の変化で小学校高学年から急に太り始めました。制服は体格の差が顕著にあらわれることもあり、クラスメイトに指摘されることもありました。性格を指摘されても、「私はこういう人間なのだからしかたがない」と割り切れました。しかし、体格のことは当時の私にとって1番のコンプレックスだったため、割り切ることができなかったのを覚えています。
【連載】私がぶつかった中学校の壁
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