「人生が詰んだ」と悩んだ不登校新聞代表が20年の取材活動を経て辿り着いた1つの結論【全文公開】
#不登校#行き渋り
『不登校新聞』代表・石井しこうは20年間の取材活動を通じて1つの結論にたどり着いたといいます。「学校へ行けなくなって、将来はどうなっちゃうんだろう」と悩むすべての方にお伝えしたい、不登校のその後とは(※写真は『不登校新聞』代表・石井しこう)。
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私が不登校になったとき、ピタリと登校の意欲が消え失せたとき、「ああもう、人生が詰んだ」と思っていました。あれから20年、不登校だったたくさんの友人や取材で出会った人たちを見ると、一つの結論に至りました。
不登校したあと、どうなるのか、それはふつうのおじさんとおばさんになっている、ということです。成しえる人でもなく、何もできない人でもなく、一生懸命、生活のためになんやかんやと忙しくしている人。どこからどう考えても、ふつうのおじさん、おばさんたち。
学校へ行こうが行くまいが、時間を経て人は変わっていく。だからいま、行きたくない人、そしてその親の方に伝えたい。不登校しても大丈夫。なんとかなる。夏になると、よけいにそう思うのです。(本紙代表・石井しこう)
(初出:不登校新聞609号(2023年9月1日発行)。掲載内容は初出当時のものであり、法律・制度・データなどは最新ではない場合があります)