【不登校経験者の成人式レポ】 人の目を気にして生きてきた私の心が、成人式に出てラクになった理由
キズキ共育塾(※)・不登校相談員の伊藤真依です。(※キズキ共育塾:不登校オンラインと同じく、株式会社キズキが運営する、不登校のお子さんのための完全個別指導塾)
高校時代に不登校を経験した私は、成人式の出席についてとても悩みました。
ここでは「元不登校の私が、成人式をどうしたか」のお話をします。(2020年のお話です)
「お子さんが元不登校で、成人式の出席を悩んでいる親御さん」の参考になれば幸いです。
「近況を聞かれるのが怖い」それでも成人式に出た理由
成人式では、「不登校だったときの同級生」と顔を合わせることになります。
「近況を聞かれたらどうしたらいいか」という不安から、前向きに「出席したい!」とは思えず、とても悩みました。
結論、私は出席しました。
ギリギリまで悩んで、ヘアセットの美容室の予約がどこも取れなくなる時期になっても準備が進まない中、直前に決断しました。
(前撮り写真は間に合わなかったので、式後にあとから行いました)
「一生の後悔より一瞬の我慢」と思い、出席することにしたのです。
出席してみた結果、「出席してもしなくてもどっちでもよかった」という感想を持ちました。
でも、もし出席しなかったら、「出席した方がよかったかも」と後悔をしそうな性格なので、出席したからこそ「どっちでもよかった」と思えたのだと思います。
良い意味でお互い近況には無関心
「自分のペースで生きていいと気づけた」
成人式では、イヤな思いも私は特にしませんでした。
久しぶりに会ったお友だち同士、軽く近況を聞きあったりするものの、そこまで関心を持って根ほり葉ほり聞かれることはありませんでした。
何より、式の中では深く話すほどの時間がなくて、コミュニケーションは軽い世間話程度で終わりました。
お友だちの近況に関する情報も、自分と比べて落ち込んでしまうほどの話は入ってきませんでした。
他の人に自分の生き方をどう思われるのかが不安で、成人式にも後ろ向きだった私ですが、
実際には、それぞれが自分の人生に精一杯で、良い意味でお互いの近況に関心を持っていない人が多いことに気づき、心がラクになりました。
だから私も人のことは気にせずに、自分のペースで好きに歩めばいいと、成人式に出席して思い直すことができたのです。
大切なのは「自分で決めること」
私の場合は「やった失敗」よりも「やらなかった後悔」の方を長く引きずるタイプなので、思い切って出席してみたのは良かったと思っています。
一方で、「トラウマから心を守るため」などの理由で出席しない選択肢があってもよいと思います。
大切なのは、「自分のために、自分で決めること」。
理由や結論は人それぞれでOKです。
・成人式には出なくても振袖は着たい
・成人式には出席するけど、そのあとの食事会には行かない
上記のように、式の出欠以外で工夫できるポイントもあります。
実際に私も成人式の後の食事会には出なかったので、それも気持ちを楽にしたひとつの理由かもしれません。
どんな形であっても、不登校のその後を生きる新成人のみなさんが、納得できる成人の日を迎えられることを願っています。



