【全日制高校1・2年生/不登校混乱期】留年・転校がよぎる3月。親が一人で抱えないために【不登校の知恵袋】
3月。
学年末が近づき、学校からは「進級」「単位」「出席日数」といった言葉が現実味を帯びて伝えられます。
全日制高校1・2年生の子どもが不登校の状態にあると、この時期、親の頭にはさまざまな選択肢がよぎることがあります。
「このままだと留年になるのでは」
「転校したほうがいいのかも」
「通信制高校を探すべき?」
まだ留年が決まっていない段階でも、先の見通しが立たないこと自体が大きな負担になります。
一方で、子ども本人は進路の話題に触れたがらなかったり、反応が薄かったりすることも多く、親だけが不安を抱え込みがちな時期でもあります。
この記事では、3月というタイミングで「留年・転校」がよぎるとき、親が一人で抱えないための視点と具体的な行動を整理します。
【不登校進行期とは】
不登校は、前兆期→進行期→混乱期→回復期という経過を辿ることがよくあります。進行期とは、不登校が始まり、心理的な落ち込みが激しくなり、やがてその状態が固定化されるまでの期間のことです。この記事は、主にこの時期のお子さんがいる保護者さんのための内容です。もちろん、それ以外の時期の方にもお役立ていただけます。不登校進行期の記事一覧はこちら
【サポート団体を利用しましょう】
不登校のお子さんのことを、保護者だけで対応する必要はありません。不登校のサポート団体を適切に利用することで、お子さんも保護者さまも、「次の一歩」に進みやすくなります。サポート団体の探し方は、こちらの記事をご覧ください。
目次
3月に「留年・転校」がよぎるのは自然なこと
まず前提として、3月に進級や在籍の見通しが気になるのは、とても自然なことです。
全日制高校では、不登校の状態が続くと「進級できない可能性」が現実的に浮上します。
また、高校は義務教育ではないため、「在籍し続けるかどうか」という問い自体が、親にとって重いものになりやすい面があります。
ただし、3月初旬の時点では、留年はまだ確定していないこともあります。
学校側の判断が出ていない場合も多く、子ども本人の意思も定まっていないことがほとんどです。
一般論としては、学校は、「留年になりそう」なのであれば、家庭にその状況や対策を伝えます。留年が確定してからいきなり伝えることはあまりありません。
特に、学校と定期的に連絡をとっているようであれば、なおさらです。
そうした連絡がまだないのであれば、留年の可能性は低いのかもしれません。ただし学校によりますし、これから連絡が来る可能性はありますので、一概には言えません。
(留年する・しないにかかわらず)転校する場合も、まだこれから学校を探せる時期です。
つまり、3月の不安の多くは、「これから挽回できる可能性があること」や「これから決められること」への不安だということです。
まずはその構造を理解するだけでも、気持ちの圧迫感は少し軽くなります。
「親だけが進路を背負っている感じ」になりやすい時期
この時期の特徴の一つは、親と子どもの温度差です。



