【中学校1・2年生/不登校回復期】春休みの「勉強少しやろうかな…」のつぶやきに親ができること【不登校の知恵袋】
春休み。
暖かくなってきて、学校の授業もなく、空気がどこかゆるむ時期です。
不登校の状態にある中学校1・2年生の子どもにとっても、この時期は比較的穏やかに過ごしやすいことがあります。
そんなある日、子どもがぽつりと言うことがあります。
「勉強、少しやろうかな…」
これまで勉強の話題には触れたがらなかった子どもから出てきたその言葉に、親としては驚いたり、うれしく感じたりするでしょう。
一方で、こんな不安や迷いも生まれやすいものです。
「本当にやりたいのかな」
「後押しした方がいいのだろうか」
「こっちから勉強の話をすると、プレッシャーになるのでは」
この記事では、中学校1・2年生の不登校回復期にある子どもが、春休みに「勉強少しやろうかな…」とつぶやいたとき、親がどう受け止め、どう関わるとよいかを考えます。
【不登校回復期とは】
不登校は、前兆期→進行期→混乱期→回復期という経過を辿ることがよくあります。回復期とは、「不登校状態ではあるものの、心理的状態が改善され、心的エネルギーが溜まりだし、一人での外出が自由になってくる期間」のことです。この記事は、主にこの時期のお子さんがいる保護者さんのための内容です。もちろん、それ以外の時期の方にもお役立ていただけます。不登校回復期の記事一覧はこちら
【サポート団体を利用しましょう】
不登校のお子さんのことを、保護者だけで対応する必要はありません。不登校のサポート団体を適切に利用することで、お子さんも保護者さまも、「次の一歩」に進みやすくなります。サポート団体の探し方は、こちらの記事をご覧ください。
目次
「勉強やろうかな」に込められていること
子どもが「勉強少しやろうかな」と言ったとき、その言葉は必ずしも「具体的な勉強計画」を意味しているわけではありません。
多くの場合、それは次のような感覚に近いものです。
「ちょっとやれる気がする」
「前よりはしんどくないかも」
「少しならできるかもしれない」
また、この言葉の背景には、不登校の回復期ならではの複雑な気持ちが混ざっていることもあります。
エネルギーが戻ってくると、子どもは周囲と自分の比較を、具体的に意識し始めます。
「みんなは、今年の勉強を終わらせたのかな」
「でも、自分は勉強ができていない」
そうした気持ちが、「少しやってみようかな」という言葉として表れることもあります。
つまりこの段階では、前向きな気持ちと、不安や焦りが混ざっていることも珍しくありません。
そのため、まず大切なのは「決意表明」や「約束」と受け止めないことです。
いったんは、次のような形で受け止めるだけでも十分です。
「そう思えるんだね」
「少しならできそうって感じ?」
気持ちを急に、無理に広げないことで、子どものペースが守られる
「勉強やろうかな」という言葉を聞くと、親としては応援したくなるものです。



