「ふつうとの付き合い方」不登校経験者が宮本亜門さんに聞く

 宮本亜門さんには本紙「子ども若者編集部」のメンバーも質問した。各々の不登校経験を皮切りに、現在、自分自身が直面している悩みや問題についての意見をうかがった。
 
――私はLGBTで不登校もしました。10代のころから「ふつう」であれば気にかけない学校や異性の世間話についても二重三重の嘘を重ねなければなりませんでした。宮本さんは、どうやって「ふつう」と付き合ってきたのでしょうか。(29歳・男性)
 
 「ふつう」なんてありません。それは誰かが勝手につくり出した空想です。
 
 人は全員、顔も考え方もちがうのに「ふつう」をつくりあげてしまうんです。なぜなら自分がほかの人とちがうのが不安だから。僕も「ふつう」に苦しめられてきました。

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