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【不登校と夫婦関係】「関係が悪化した」「会話が減った」「危機を感じた」…母親たちのリアルな声〜【調査報道】

#不登校#行き渋り#夫婦関係#調査報道

子どもの不登校は、「親子関係」のみならず、「夫婦関係」にも影響を及ぼすことが多いです。

そこで、ウェブメディア「不登校オンライン」は、2025年3月12日〜25日に、お子さんが不登校・行き渋りである(であった)保護者さまを対象に、「不登校の保護者の夫婦関係」についてのアンケートを実施しました。

ご協力いただいた方々には、改めて御礼申し上げます。

そしてこの度、お寄せいただいた声を公表いたします。このページでは、定量的な結果、エピソードの抜粋、不登校オンライン編集部からの簡単なコメントを紹介します。

その上で、各項目に関連する「自由記述(エピソード)」と、キズキ不登校相談員・伊藤真依のコメントを紹介するページへのリンクを掲載しております。

なお、このページでは、あえて「悪い状況のエピソード」を紹介しておりますが、「よい状況のエピソード」ももちろん寄せられています。各項目のページでは様々なエピソードを掲載しておりますので、ぜひそちらもご覧ください。

編集者

伊藤真依

編集

不登校オンライン編集部

目次

はじめに〜回答は全て「妻(母親)」から〜

今回のアンケートには、66名の方からご回答をいただきました。そして、回答者の全てが「妻(不登校の子どもにとっての母親)」に当たる方々でした。

不登校オンラインがこれまでに実施したアンケートでも、母親からの回答が父親よりも多い傾向はありましたが、全員が母親という結果は今回が初めてです。

もちろん、これは単なる偶然かもしれません。

しかし、もしかすると「子どもの不登校に関連して、特に夫婦関係について語りたい」という思いは、他のテーマ以上に妻(母親)に強く、夫(父親)には届きにくい傾向があるのかもしれません。

1.「お子さんの不登校が始まったとき」と「現在」の、配偶者との関係を教えてください。

回答66名

  1. 子どもの不登校が始まったときと同じ配偶者との結婚が続いている:61名(92.42%)
  2. 子どもの不登校が始まった後、離婚して、いま配偶者はいない:2名(3.03%)
  3. 子どもの不登校が始まったとき、すでに離婚していて、いま配偶者はいない:2名(3.03%)
  4. これまでに結婚したことはない(ずっとシングルマザー・ファザーである):1名(1.52%)

ご回答いただいた方々は、子どもの不登校が始まる前からの婚姻関係を継続している方が大多数となりました。

ここから先は、「子どもの不登校が始まったときと同じ配偶者との結婚が続いている」「子どもの不登校が始まった後、離婚して、いま配偶者はいない」と回答された方のものをお伝えします。

2.お子さんの不登校が始まってから、夫婦関係は変化しましたか?

回答62名

  1. 悪くなった:33名(53.23%)
  2. 変わらない:21名(33.87%)
  3. よくなった:8名(12.90%)

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半数以上が「悪くなった」と回答しており、不登校が夫婦関係に与える影響の大きさがうかがえます。話し合いの不足や対応方針のずれが、関係の悪化につながる場合もあるようです。

一方で、変わらない・よくなったという回答も、5割近くあります。「子どもの不登校は、夫婦関係に必ず悪影響がある」とは言えないことがわかります。

エピソード紹介:意見の対立とすれ違い―「話し合いたいのに、話がかみ合わない」

子どもが不登校になったとき、まず浮き彫りになったのは、夫婦間の子育てに対する考え方の違いでした。

夫は「母親が甘やかしたせいだ」と私を責め、厳しい言葉を子どもにぶつけることもありました。私は「今は見守ることが必要」と主張しましたが、夫はまったく理解しようとせず、何を言っても平行線でした。

夫が「子どもの不登校は登校させなかった母親の責任だ」と言い放ち、私が自責の念に押しつぶされそうになったこともありました。

子どもへの接し方、学校への対応、今後の進路――どんな話題であっても、意見がすれ違い、言い争いばかり。話し合いのたびに喧嘩になり、次第に口をきかなくなりました。

「もう話しても意味がない」と感じるようになり、必要最低限のことしか話さなくなりました。(お寄せいただいた声を元に再構成)
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本項目についての、他のエピソード及びキズキ不登校相談員・伊藤真依のコメントは、下記の記事をご覧ください。

3.夫婦の間で、不登校の対応について話し合う機会はありますか?

回答62名

  1. たまにある:21名(33.87%)
  2. よくある:18名(29.03%)
  3. ほとんどない:17名(27.42%)
  4. まったくない:6名(9.68%)

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「よくある」「たまにある」と答えた方が6割を超えており、一定のコミュニケーションは保たれている様子が見て取れます。

しかし一方で、「ほとんどない」「まったくない」も4割近くを占めており、家庭による温度差も浮き彫りになっています。

エピソード紹介:かつては話し合ったが、意見の不一致で断念―「対話を試みたけれど、もう話し合えない」

子どもが不登校になった当初は、夫婦でどう対応するか何度か話し合いました。でも、私たちはまったく考え方が違いました。

夫は「首に縄をかけても学校に行かせろ」と言い、家庭でも学校と同じように時間割を作って、きっちり勉強させるべきだと主張しました。ゲームやYouTubeも厳しく制限したいというのが夫の考えでした。

私は、子ども自身の気持ちを大切にしたいと思っていたので、そのような管理的な関わりには強く反対しました。

話し合いは平行線のまま終わり、それ以降は、お互いその話題を避けるようになってしまいました。今では、必要最低限の報告だけで、子どものことについて深く話すことはありません。(お寄せいただいた声を元に再構成)
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本項目についての、他のエピソード及びキズキ不登校相談員・伊藤真依のコメントは、下記の記事をご覧ください。

4.不登校について、夫婦で意見が食い違うことはありますか?

回答61名

  1. よくある:32名(52.46%)
  2. たまにある:15名(24.59%)
  3. ほぼない:9名(14.75%)
  4. まったくない:5名(8.20%)

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「よくある」と答えた方が過半数を超え、対応における夫婦間の考え方の違いがストレス源となる可能性が伺えます。「たまにある」を加えると、意見の食い違いがあるのは約8割(77.05%)です。

ただし前述の通り、子どもの不登校に関連して夫婦関係が悪化したのは約5割。「食い違いがあるからといって、夫婦関係が悪化するとは限らない」ということも言えるでしょう。

エピソード紹介:登校させるべきvs見守るべき―「“行かせたい夫”と“寄り添いたい妻”」

子どもが不登校になってから、夫と私は根本的な考え方の違いに気づきました。

夫は「学校には行くべき」「放っておいたらだらける」と言い、私は「子どもの心の状態を最優先にしたい」と思っていました。

あるとき、夫は「無理にでも外に出せばいい」と言い、私は「無理に出すことが逆効果になる」と反論しました。

実際、泣き叫ぶ子どもを無理に登校させようとしたときのことが忘れられません。その経験から、私は見守る方向に切り替えましたが、夫はなかなか考えを変えられず、口論になることも少なくありませんでした。(お寄せいただいた声を元に再構成)
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本項目についての、他のエピソード及びキズキ不登校相談員・伊藤真依のコメントは、下記の記事をご覧ください。

5.不登校の対応に関して、夫婦の役割分担はありますか?

回答62名

  1. ある:36名(58.06%)
  2. ない:26名(41.94%)

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約6割が「役割分担がある」、4割が「ない」となりました。役割の有無がコミュニケーションやストレスの度合いにも影響している可能性があります。

どのような役割分担がありますか?妻の役割

回答211件

  1. 学校との調整:49件(23.22%)
  2. 日常の食事や生活の世話など:49件(23.22%)
  3. 特に不登校に関連した心理的サポートや話し相手など:47件(22.27%)
  4. 学校以外のサポート機関との調整:44件(20.85%)
  5. 仕事への注力:22件(10.43%)

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選択肢外の回答

  • 習い事の送迎など:1件
  • お金の入金:1件

学校とのやり取り、子どもの心理的ケア、生活の世話など、家庭内外を問わず多くの領域を妻が担っていることがわかります。責任の集中が、妻(母親)の心身の負担に直結していると考えられます。

どのような役割分担がありますか?夫の役割

回答46件

  1. 仕事への注力:32件(69.57%)
  2. 特に不登校に関連した心理的サポートや話し相手など:6件(13.04%)
  3. 日常の食事や生活の世話など:4件(8.70%)
  4. 学校との調整:2件(4.35%)
  5. 学校以外のサポート機関との調整:2件(4.35%)

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選択肢外の回答

  • いいこと以外の話しかけをしないこと:1件
  • 週末の遊びの工夫:1件
  • 本人への声掛け:1件

「仕事への注力」が大半を占め、子どもの不登校に直接関与する役割が少ないことが浮き彫りになっています。心理的サポートなどに関わる夫は一部にとどまっています。

仕事(=お金を家庭に入れること)はもちろん大切ですし、それも子育ての一つではあります。ただしそれが「直接的な子育ての、妻(母親)への押し付け」になると、妻(母親)のストレスや負荷は高まると考えられます。

エピソード紹介:妻が全面的に担う―「何から何まで、私一人でやっています」

我が家では、不登校になった子どもの対応はすべて私が担っています。日常の食事の世話から、学校との連絡、フリースクールや教育相談センターとの調整まで。

夫は普段どおり仕事に行くだけで、家庭での役割はほぼゼロです。私はフルタイムで働きながら、子どもの心理的サポートや話し相手にもなっています。

夫は子どもと少しゲームの話をするくらいで、実質的な関与はありません。「夫婦で分担」と言えるような状況ではなく、正直、心も体もしんどいです。(お寄せいただいた声を元に再構成)
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本項目についての、他のエピソード及びキズキ不登校相談員・伊藤真依のコメントは、下記の記事をご覧ください。

6.子どもの不登校に関連して、夫婦どちらか、または両方にストレスが増えましたか?

回答63名

  1. とても増えた:52名(82.54%)
  2. 少し増えた:10名(15.87%)
  3. 変わらない:1名(1.59%)
  4. 少し減った:0名
  5. とても減った:0名

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8割以上が「とても増えた」と回答しており、不登校は夫婦にとっても精神的な負荷の大きい出来事であることが明らかです。また、当然かもしれませんが、「ストレスが減った」という回答は0名でした。

ただし繰り返す通り、夫婦関係が悪化したのは約5割。ストレスが増えたからといって、夫婦関係が必ず悪化するとは限りません。

エピソード紹介:妻(母親)の全方位対応による疲弊

子どもが不登校になってからというもの、私はまるで休む暇がありません。

毎日の昼食準備、子どもの不安定な感情への対応、学校や支援機関とのやりとり、そして仕事……すべてが重なり、時間も心もすり減っています。

特に辛いのは、私一人で状況を見極め、解決策を考え続けなければならないことです。

子どもの癇癪や昼夜逆転に加えて、夫は無関心か他人事で、「母親がやるものだろう」という態度。気がつけば、自分だけが悩み続けていました。(お寄せいただいた声を元に再構成)
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本項目についての、他のエピソード及びキズキ不登校相談員・伊藤真依のコメントは、下記の記事をご覧ください。

7.子どもの不登校に関連して、夫婦関係の危機を感じたことはありますか?

回答63名

  1. はい:46名(73.02%)
  2. いいえ:17名(26.98%)

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7割以上が「感じたことがある」と答えており、不登校が夫婦関係の基盤を揺るがす深刻な問題であることがうかがえます。無意識のうちに互いを責める構図が生まれていることもあるでしょう。

ただし、「ご回答時点では」という話ではありますが、子どもの不登校が始まった後に離婚した方は66名中2名(3.03%)です。危機はあっても、離婚していない方が多いということになります。

エピソード紹介:限界に達した母親の思い

子どもが不登校になったとき、私は「母親としての責任」を一心に感じていました。毎日、学校や支援先と連絡を取り、子どもの感情に寄り添い、仕事もこなしていました。

そんな中、夫は何も変わらず、無関心。あるとき「わかる人がやればいい」と怒鳴られ、私は心が折れました。

「この人と一緒に子育てはできない」と感じ、離婚を本気で考えました。今も別居を考えるほどの危機感を持ちながら暮らしています。(お寄せいただいた声を元に再構成)
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本項目についての、他のエピソード及びキズキ不登校相談員・伊藤真依のコメントは、下記の記事をご覧ください。

8.子どもの不登校に関連して、夫婦の会話は増えましたか?減りましたか?

回答62名

  1. 変わらない:27名(43.55%)
  2. 減った:24名(38.71%)
  3. 増えた:11名(17.74%)

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「変わらない」が最多ではあるものの、「減った」「増えた」の合計は56.45%と半数を超えており、夫婦間のコミュニケーションに何らかの影響が出ているケースの方がやや多いです。

会話の減少は、子どもへの対応を話し合う機会の減少とも言えるでしょう。そしてそれは、「子どもへの対応を妻(母親)だけで考えざるを得なくなる」という状況にもつながります。

エピソード紹介:価値観のズレと疲労による沈黙

不登校になった当初、夫と何度も話し合おうとしましたが、夫は「学校に行くべき」という昔ながらの考えを変えようとせず、話すたびに対立するようになりました。

やがて「わかる人がやればいい」と言われ、子どもの対応は私一人の役目にされました。

今では、話しかけてもゲームをしていたり、返事がなかったり。私から話すことも、もうしなくなりました。(お寄せいただいた声を元に再構成)
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本項目についての、他のエピソード及びキズキ不登校相談員・伊藤真依のコメントは、下記の記事をご覧ください。

9.社会・法律・職場への支援や理解に関する要望

自由記述項目である「『子どもの不登校と夫婦関係』についての、社会・法律・職場への支援や理解に関する要望」に寄せられた声を紹介します。

要望:母親への負担集中—「母が全部やるべき」という空気への疑問

子どもが不登校になると、真っ先に対応を求められるのは、いつも母親です。

学校とのやりとり、フリースクールの検討、病院の付き添い、昼食の準備…。それに加えて仕事もしていると、息をつく間もありません。

「子どものことは母親の責任」という暗黙の常識が、家庭にも社会にも根強く残っています。けれど本当に必要なのは、夫婦で子どもの問題に向き合える土壌と、それを後押しする社会の理解です。

育児休業や介護休業があるなら、不登校にも「親の付き添い休暇」のような制度があっていい。そうすれば、家庭内の不公平感も少しは解消されるはずです。(お寄せいただいた声を元に再構成)
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本項目についての、他の要望及びキズキ不登校相談員・伊藤真依のコメントは、下記の記事をご覧ください。

10.過去を振り返って『こうしておけばよかった』と思うこと

自由記述項目である「『子どもの不登校と夫婦関係』に関連して、過去を振り返って『こうしておけばよかった』と思うことがあれば、具体的に教えてください。」に寄せられた声を紹介します。

お声の紹介:父子関係の希薄さに対する後悔

私がすべてを担いすぎた結果、子どもと夫の間に信頼関係が育ちませんでした。

夫が頼りなく感じて、つい「私がやった方が早い」と何でも引き受けてしまい、父親としての出番をつくらなかったのです。

子どもが悩みを抱えた今になって、父親の存在感がないことの重みを実感しています。

「もっと一緒に過ごす時間をつくればよかった」「子育ては夫婦で取り組むものだと、もっと早く伝えればよかった」と思わずにはいられません。(お寄せいただいた声を元に再構成)
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本項目についての、他のエピソード及びキズキ不登校相談員・伊藤真依のコメントは、下記の記事をご覧ください。

11.夫への思い

自由記述項目である「『子どもの不登校と夫婦関係』に関連して、配偶者の方に思うことをご自由にお書きください。」に寄せられた声を紹介します。

お声の紹介:もっと寄り添ってほしかった

子どもが不登校になったとき、私はひとりで全てを抱えました。夫は「仕事があるから」と、自分から子どもに寄り添おうとしなかったのです。

どうして、自分の子どもなのに、その苦しみに目を向けようとしないのかが不思議でなりません。

本当は、夫婦2人でないととても乗り越えられることではなかったはずです。私は、ただ「一緒に見てほしい、話を聞いてほしい」と願っていたのです。(お寄せいただいた声を元に再構成)
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本項目についての、他の思い及びキズキ不登校相談員・伊藤真依のコメントは、下記の記事をご覧ください。

12.現在悩んでいる方への、妻(母親)たちからのメッセージ

自由記述項目である「『子どもの不登校と夫婦関係』に関連して、現在悩んでいる方へのメッセージをお願いします。」に寄せられた声を紹介します。

お声の紹介:一人で抱え込まないで

不登校の問題を家族だけで抱え込むのは本当に大変です。私もそうでした。夫には理解してもらえず、孤独でつらい日々が続きました。

でも、第三者に相談することで、気づきや変化が生まれました。児童相談所や教育センター、心理士さん、ママ友など、自分に合う人を見つけてみてください。

まずは、「自分を助けてくれる人」を増やすことが大切です。話せる場所があると、それだけで少し肩の荷が下りますよ。(お寄せいただいた声を元に再構成)
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本項目についての、他のメッセージ及びキズキ不登校相談員・伊藤真依のコメントは、下記の記事をご覧ください。

13.その他、「子どもの不登校と夫婦関係」について思うこと

自由記述項目である「その他、『子どもの不登校と夫婦関係』に関連して、思うことをご自由にお書きください。」に寄せられた声を紹介します。

お声の紹介:不登校と夫婦関係は、原因と結果がわからない

不登校と夫婦関係の関係性は複雑で、どちらが原因でどちらが結果か分からなくなることもあります。

放任主義の夫に対して、「救いになったのかもしれない」と思う一方で、「私ばかりが悩んでいる」と感じ、深い孤独も味わいました。

不登校は、家族の関係を壊すこともあれば、深めることもある。だからこそ、家族として、夫婦として、どう向き合うかが問われていると感じます。(お寄せいただいた声を元に再構成)
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本項目についての、他のエピソード及びキズキ不登校相談員・伊藤真依のコメントは、下記の記事をご覧ください。

まとめ

子どもの不登校は、親自身のストレスを増加させるだけでなく、夫婦関係にも深刻な影響を及ぼしています。

とりわけ対応方針の違いや役割の偏りが、関係の悪化や会話の減少を招いているようです。

一方で、話し合いや役割分担を通じて関係を維持・改善できている夫婦も存在します。

お互いの立場や気持ちを尊重しながら、子どもへの対応と夫婦関係の両立をどう築いていくかが課題だといえるでしょう。

不登校オンライン(キズキ)では、「不登校さんのお子さんのこと(お子さんの不登校のこと)は、親だけで抱え込まず、サポート団体に相談しましょう。そうすることで、具体的な対応策が見つかっています」と常にお伝えしています。

これは、お子さんのことだけに限らず、夫婦関係についても同じです。ぜひ、夫婦関係についても、専門家・サポート団体に相談してください。「不登校の専門家・サポート団体」では、夫婦関係についての相談ができるところもあります。あなたは一人ではありません。

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「不登校の保護者の夫婦関係」アンケート関連記事一覧

本アンケートの各項目の詳細は、下記をご覧ください。この記事で紹介した以外のお声(エピソードなど)と、キズキ不登校相談員・伊藤真依によるコメントを掲載しています。

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