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「新しいことにチャレンジを」子どもに求める前に親がすべきたった1つのこと

 子どもたちにとって必要な学びとは、どのようなものなのでしょうか。それは「新しいことに出会うこと」だと、不登校支援に携わる土橋優平さんは言います。しかし、土橋さんが出会ってきた子どもたちの多くは、「新しいことに出会う」ことに恐怖を感じる子が多いのです。子どもが新たな出会い、つまり「学び」へと漕ぎ出すためには何が必要なのか。書いていただきました。(連載「出張版 お母さんのほけんしつ」第20回)※写真は土橋優平さん

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 私は栃木県でフリースクールを運営しています。日々、子どもたちと関わるなかで「この子たちにはどんな機会が必要なのだろう」と毎日のように考えています。そのなかでもよく考えるのが「学び」です。子どもの学びというと、学校で先生に教えられる「勉強」を指すことが多いですが、私が考える「学び」はもうすこし広く捉えたもので、「生きるために必要なこと」、「幸せになるために必要なこと」です。もっと言えば「何を学んだか」よりも「学びを楽しむこと」のほうが大切ではないかと、子どもたちと関わっていて考えるようになりました。

 過去に出会った不登校の小学生にこんな子がいました。いじめや人間関係で大きなトラブルがあったわけでもないので、周囲は彼が不登校になった理由がわからないまま。親御さんは学校へ無理に行かせることは諦めたものの、外とのつながりは持っていてほしいと思い、スイミングや習字などの習いごとに彼を連れて回ったそうです。

【連載】出張版 お母さんのほけんしつ
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