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新学期・クラス替えで心機一転 再登校を期待する親に伝えたい不登校の子どもの心

「もうすぐ新学期だし、学校復帰にちょうどいい」親としてはそんな希望を持ちますよね。しかし、不登校支援にたずさわる土橋優平さんは、「子どもにとって、新学期などの環境の変化が登校の後押しになるかは別問題です」と言います。学校へ行かない子どもの心のなかでどんな葛藤があるのか。親としてどんなことに気をつければよいのか。土橋さんが解説します。(連載「出張版 お母さんのほけんしつ」第8回)※写真は土橋優平さん

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 「もうすぐ新学期だし、学校復帰にちょうどいい」、「クラスも変わるから、学校へ行けるはず」。そんな気持ちをお持ちの方、いらっしゃるのではないかと思います。たしかに特定の人、たとえば友だちや担任の先生が苦手という子にとって、クラスが変わるというのは大きな変化です。新学期になるということも、親御さんにとっては「気持ちも切り替わって学校へ行けるようになるかな」と期待をしますよね。でも子どもにとって環境の変化が登校の後押しになるかはまた別の問題なのです。

 たとえばクラスにいじめてくる子がいる。それがつらくて学校へ行きたくなくなったけど、最近は保健室であれば登校できている。そんな状況であれば、「クラスが変われば登校できる」と親御さんが思うのは自然だと思います。でも子どもの心の内をのぞいてみると、ちょっとちがった世界が見えてくることもあります。

【連載】出張版 お母さんのほけんしつ
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