生徒の7割が不登校経験者 親元を離れて再スタートする利点 北星余市高校
#不登校#行き渋り
北海道余市郡にある「北星学園余市高等学校」の生徒は、7割が不登校経験者、2割が非行経験者です。しかし、子どもたちと向き合っていると、非行も不登校・ひきこもりも根はひとつだということがわかってきたと言います。北星学園余市高等学校の今堀浩校長にお話をうかがいました。(連載「不登校その後の居場所」第5回/企画執筆・茂手木涼岳)※写真は北星学園余市高等学校
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〇団体の概要・理念
「北星学園余市高等学校(以下、北星余市)」は1965年に開校しました。もともとは高校進学に行き詰まった子どもの行き場所でしたが、今は全国から子どもたちが集まってきます。そのため多くの生徒は寮で暮らしています。
授業は生徒の適正に合わせた「わかる授業」を心がけています。北海道の自然を活かした体験授業もあります。ヨット体験やスキー研修、ワイン用のブドウを育てる講座もあります。育てたブドウはワインになり、生徒が卒業し20歳になったころに、届けられるのです。
【連載】不登校その後の居場所
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