帰省した息子が動き出さない。焦る母が取った行動は「弟子入り」

#不登校#行き渋り

 バイトをすると言ってもしない、自動車免許を取ると言っても続かない。そんな不登校経験者の息子。母親の後藤誠子さんはどうしたものかと悩んでいました。しかし、あるきっかけから、息子さんの本音を知ることになります。長続きしないことについて、一番強く罪悪感を感じていたのは、ほかならぬ息子さん自身だったのです(連載「不登校は幸せへの道」第14回)。※写真は後藤誠子さん

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 「もうすこしだけ東京にいさせてほしい」という次男の望みのため、学費と生活費を払い続け約1年。結局、次男は東京でほとんど部屋にひきこもっていた。3月、次男を岩手に連れて帰ってきた。そのときの次男は、以前に東京で会ったときよりもずっと元気そうに見えた。「まずバイトをするよ。その前に自動車の免許取らないと」。自分からそう言ってきて、実際に自動車学校入学の手続きもした。私が仕事から帰ると夕飯の準備をしてくれていたこともあった。今度こそやる気なんだ。きっと大丈夫。

 ところが、自動車学校へ行く気配がまったくない。バイトも探さない。「バイトを探したら」と私が言うと、「自動車の免許を取ってから」とボソッと言うのみ。なんだかおかしい。私はまた焦り始める。

【連載】不登校は幸せへの道
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