
中学1年で不登校した私、新しい人間関係が壁に
#不登校#行き渋り
私の「中学の壁」は「新しい人間関係」です。
私の中学校は、4つの小学校から生徒が集まっていたので、新しい人間関係が生まれやすい環境でした。
入学式の日、となりの席の、ほかの小学校から来た男子(以下A)が、さりげなく私から自分の机を離しているのを見つけました。そのときは「たまたまかな」と思っていたのですが、その日以降も机を離され続けました。それと同時に、Aは私を避ける言動をするようになりました。廊下で鉢合わせになったときは引き返されたり、私が近くにいたら「うわっ、キモい」と言われたり、テストのときにAが私の席に座ることになったときは、当然のようにほかの人のイスと取り替える、など。Aはクラスのなかでリーダー的存在だったので、このことが広まって、ほかの人にも避けられるかも、と毎日不安でした。
小学校のときに仲がよかった友だちはちがうクラスになってしまい、距離が遠くなった気がして、相談はできませんでした。
それからもAからのいやがらせはずっと続いていました。そして中1の2月、いつもいっしょに帰っていた女子に校内で会ったので声をかけると、私を無視し、鋭い眼光でにらみつけてきました。今までは、会うと何かしら会話をしていたのですが、その日だけ急に態度が変わったのです。
【連載】私がぶつかった中学校の壁
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