「子どもに進路の話をしても無視される」 そのとき、子どもの心に起こっていること
夏休み、不登校の子どもの家庭では、進路の悩みが尽きません。フリースクールを運営する土橋優平さんのもとにも、子どもの進路を心配する親からの相談が数多く寄せられます。「親が思っている以上に、子どもは焦っています」。そう語る土橋さんが伝えたい、進路を決めるときに「いちばんたいせつなこと」とは。お母さんにも、お父さんにも読んでほしい、人気連載第44回!(連載「出張版お母さんのほけんしつ」第44回・写真は土橋優平さん)
土橋優平(どばし・ゆうへい)
NPO法人キーデザイン代表理事。不登校支援のほか保護者向けLINE相談「お母さんのほけんしつ」を開設中。
夏休み中、子どもの進路先の検討に時間を費やしたご家庭も多いことと思います。中3、高3の子どもがいるご家庭はもちろん、数年後に進学を控えるご家庭でも、どの時期からどういう動きをすればいいのだろうと悩まれているかもしれません。今回は、不登校の子どもの進路の決め方についてお伝えします。
この時期、子どもの進路のことがはっきりせず、手をこまねいている親御さんも多いでしょう。よく聞くのは「子どもに進路の話をしても無視されるんです。もう時間も迫っている中で早く決めないと、と思って」という声です。
時間が迫っていることも事実です。でも実は、子どもはそれをちゃんとわかっています。
【連載】出張版 お母さんのほけんしつ
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