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【不登校進行期】「学校と連絡すべき?」と悩む親へ。進行期を支える親子の『守りの体制』構築術【不登校の知恵袋】

#不登校#行き渋り

お子さんが学校に行かなくなってしばらく経ち、「学校との関係をどう保つか」で悩む方は多いです。

担任から電話やメールがあるたびに気が重くなり、「もう連絡を取らなくてもいいのでは」と思う一方で、「放っておくとまずいのでは」と不安がよぎる——。そんな状態は、進行期の保護者にとってごく自然なことです。

大切なのは、子どもの心のエネルギーを回復させることです。そのためには、家庭が安心できる状態を保ち、親自身も心を守る必要があります。

この記事では、「連絡をする・しない」の二択ではなく、「家庭と学校がどう距離を取りながら、親子の守りの体制を築くか」を整理します。

【不登校進行期とは】
不登校は、前兆期→進行期→混乱期→回復期という経過を辿ることがよくあります。進行期とは、不登校が始まり、心理的な落ち込みが激しくなり、やがてその状態が固定化されるまでの期間のことです。この記事は、主にこの時期のお子さんがいる保護者さんのための内容です。もちろん、それ以外の時期の方にもお役立ていただけます。不登校進行期の記事一覧はこちら

 

【サポート団体を利用しましょう】
不登校のお子さんのことを、保護者だけで対応する必要はありません。不登校のサポート団体を適切に利用することで、お子さんも保護者さまも、「次の一歩」に進みやすくなります。サポート団体の探し方は、こちらの記事をご覧ください。

編集

不登校オンライン編集部

学校との連絡が負担になるのは「親が悪い」からではない

進行期に入ると、子どもの状態が大きく揺れやすく、家庭の時間軸と学校の時間軸がずれていきます。

学校では学期が進み、行事や進路の話が出てくるのに対し、家庭では「今日をどう過ごすか」が精一杯。このずれが、連絡を取るたびに苦しさを感じる理由のひとつです。

また、学校の先生も「何かしてあげたい」という思いから登校や面談を提案してくることがありますが、それが親にとって「またプレッシャーをかけられる」と感じられることもあります。

この段階で連絡を負担に感じるのは、決して親の責任ではありません。むしろ、親が子どもの状態を守るために「一歩引く」ことが必要なときもあるのです。

学校との連絡を「頻度」ではなく「機能」で捉える

進行期の連絡は“情報共有”ではなく、“安心を保つ”ための手段。無理のない形を選ぶことが、親子双方のエネルギーを守ります。

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