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【通信制高校生/不登校回復期】「新年度からスクーリングを増やしたい」。意欲が空回りしないために、親子で確認したい“心の休憩所”【不登校の知恵袋】

#不登校#行き渋り

春が近づき、新年度の話題が少しずつ現実味を帯びてくる時期です。

不登校を経て通信制高校に通う子どもが、「新年度からはスクーリングを増やしてみようかな」「今年はもう少し行ける気がする」と口にすることがあります。

それは、心のエネルギーが回復してきたサインでもあり、親としてもうれしく感じる言葉かもしれません。

一方で、こんな思いがよぎることもあるのではないでしょうか。

「本当に大丈夫だろうか」
「途中でしんどくなったらどうしよう」
「せっかく前向きになれたのだから、この流れを止めたくない」

前向きな変化だからこそ、親の側にも期待と不安が同時に生まれやすいものです。

このタイミングで大切なのは、「どれだけ増やせるか」よりも、「増やせなかったとしても、大丈夫」と思える安全装置があることです。

回復期は、前に進む力が出てきた時期である一方で、まだ体力や対人面の負荷が十分に追いついていないこともあります。意欲があっても、無理をすると消耗しやすい時期でもあります。

この記事では、意欲を空回りに終わらせないために、親子で確認しておきたい“心の休憩所”という考え方をお伝えします。

【不登校回復期とは】
不登校は、前兆期→進行期→混乱期→回復期という経過を辿ることがよくあります。回復期とは、「不登校状態ではあるものの、心理的状態が改善され、心的エネルギーが溜まりだし、一人での外出が自由になってくる期間」のことです。この記事は、主にこの時期のお子さんがいる保護者さんのための内容です。もちろん、それ以外の時期の方にもお役立ていただけます。不登校回復期の記事一覧はこちら

【サポート団体を利用しましょう】
不登校のお子さんのことを、保護者だけで対応する必要はありません。不登校のサポート団体を適切に利用することで、お子さんも保護者さまも、「次の一歩」に進みやすくなります。サポート団体の探し方は、こちらの記事をご覧ください。

編集

不登校オンライン編集部

「増やすこと」よりも先に、「戻れる前提」をつくる

スクーリングを増やす話になると、どうしても「週に何回行くか」「どこまで頑張れるか」といった“前に進むこと”に意識が向きがちです。ですが、回復期では「前に進む設計」と同じくらい、「戻る設計」が重要です。

「やりたいこと」と「今できること」を分けて考える

心身の調子が回復してきた子どもは、遅れを取り戻したい気持ちや、新年度への期待から、自分の限界よりも少し大きな計画を立てることがあります。

だからこそ、「行きたい」という気持ちは大切にしながらも、それが今の体力や生活リズムに合っているかを、いったん切り分けて考えることが役立ちます。

たとえば、スクーリングを増やす前に、同じ時間帯に外出してみる、数時間だけ外で過ごしてみる、帰宅後の疲れ方を見てみる、といった形で、今の負荷を確かめることもできます。

「やりたい気持ちがあること」と、「今すぐその量を続けられること」は、同じではありません。この二つを分けて考えられると、計画が現実に近づきやすくなります。

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