「1話せば10わかってくれる」不登校の親どうしでつながるススメ
不登校の子どもを持つ親に取材をしていると「悩んでいるのは私だけじゃないんだと思えたことで気持ちが楽になった」という話題が出ることがあります。同じように不登校で悩む親とつながれたことで、「私はひとりじゃない」と実感できた、と。
私はこれまでの取材を通じ、親にとって、この実感が子どもと向き合う上での大事な「出発点」になると考えています。
不登校でつらいのは、言うまでもなく子ども本人です。しかし、誤解を恐れずに言えば、親には親のつらさがあるものです。だからといって、そのつらさを子どもにぶつけることがあってはいけませんので、そんなときに大きな助けになるのが、同じ経験をした親の存在です。
私はよく「親がひとりで抱え込もうとせず、わが家の不登校についてとことん話せる人や場所を見つけてほしい」とおすすめしています。
共感と失敗談
親どうしでつながることをおすすめする理由は大きく2つあります。