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作家・燃え殻さんインタビュー|生きづらさと向き合う③ネガティブなことは、自身の中で変化していく。それを信じて生きてほしい

#不登校#行き渋り#燃え殻

日常に現れる生きづらさや孤独、不安、そしてその中に差し込む小さな「光」。

そうした揺れを描き続ける作家・エッセイストの燃え殻さん。

不登校オンラインでは、燃え殻さんに「生きづらさ」をテーマにインタビューしました。全6回の連載でお届けします。

第3回のテーマは「いじめによる不登校」。 小学校低学年の頃に円形脱毛症をきっかけにいじめを受け、数週間の不登校を経験した燃え殻さん。 当時の思いや、救いとなったお祖母様の「とんでもない言葉」、そして「ネガティブな出来事はずっとネガティブではない」という視点を伺いました。

 

燃え殻

円形脱毛症をきっかけに、いじめと不登校。小学生ながらに感じた「世の中っていい加減だな」

― 円形脱毛症によるいじめの話をお聞かせいただけますか?

燃え殻(敬称略。以下同様):幼稚園の終わり頃に、円形脱毛症になりました。髪の毛がないので、自分でも見ても「分かりやすく人と違う」と思っていました。

で、それが原因で、小学校1〜2年のころに、いじめられていたんです。みんなに追っかけられたりとか石を投げられたりとか、嘘みたいないじめ。

昔の話なので、先生も「しょうがないな」くらいのことを言うだけで、特に対応はありませんでした。

心が挫けて、「もうやだな」と思って、「風邪です」「風邪が長引いています」と言って、学校を何週間も休みました。両親は「分かった」くらいで、特に何も言いませんでした。学校がどう言ったかは分かりません。

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