「わが子へのいじめ」に対峙した父親の500日間〜わが子からの「いじめSOS」に親はどう対応する?〜

#不登校#行き渋り#いじめ#不登校の親

2024年8月、「不登校オンライン」では、いじめによる不登校の子どものクラス変更や、いじめた子どもの「出席停止措置」などを取り上げています。

今回は、小学生の男の子K君の父親が経験した、いじめ解決に向けた学校との交渉についてご紹介します。

同じようにいじめ(に関する不登校)にお悩みの方の参考となれば幸いです。

※お子さんや学校が特定されないよう、細部に変更を加えてあります。以下太字K君の父親のコメントです。

じゃれあいがエスカレートして「いじめ」に

当時小学3年生だった長男が、「学校でいじめられている」と言い出しました。

11月の終わりごろのことです。

クラスメイト数人から、冗談めかしてからかわれたり、小突かれたりすることが続いていたそうです。最初は本人もじゃれあって遊んでいるつもりだったようですが、相手の行動がどんどんエスカレート。

私が話を聞いたときには、もう冗談で「小突かれる」程度ではなく、痛がることをわかっていて「殴られる」状態でした。

その少し前、K君の母親は、同じクラスの子どもの母親から「K君、クラスでいじめられているみたいだけど、大丈夫?」と声をかけられていたそうです。

このことから、K君が受けていた行為が、ほかの子どもから見ても「いじめ」と認識されていたことがわかります。

K君の両親は当初、「子ども同士のことに親がどれくらい口を出していいものか」と、思いあぐねていたといいます。

息子が「いじめられている」と私たちに訴えたとき、これは息子からのSOSだと受け止めて、「わが子へのいじめと徹底的に向き合わなくては」と覚悟を決めました。

その日から、K君の父親の「いじめとの対峙」が始まります。

感情的になると話し合いにならない

まず、担任の先生に、息子が「いじめられている」と言い出したことを伝えました。ところが、

 

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