不登校の子どもが「ひま」と言ったら? 今こそ保護者がすべきこと
#不登校#行き渋り#ひま#コミュニケーション#回復期
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不登校のお子さんを育てる保護者の方は、1日も早く子どもに「元気」になってほしいと願うもの。少しでも回復の兆しが見えると、はやる気持ちが抑えられなくなることもあります。でも、ちょっと待ってください。回復期だからこそ、保護者に必要なマインドがあるんです。
フリースクール代表・土橋優平さんが、回復期にある不登校のお子さんとの向き合い方のコツを教えてくれました。
(連載「出張版お母さんのほけんしつ」第55回・写真は土橋優平さん)
「子どもが最近『ひま』と言うようになりました。ですがフリースクールを勧めても嫌と言い、家のお手伝いをお願いしてもそれがきっかけでケンカになることも。回復期だと思うのですが、どのように関わればよいのでしょうか」。
こんなご相談をいただきました。
保護者としても、「よし、ここから次の段階へ」とステップアップを望むようになるタイミングだと思います。
ただ一方で、このタイミングだからこそ大切にしたいことがあります。今回はそれをお伝えします。
「ひま」はよい兆候
回復期に至るまで、保護者の方にはたくさんの葛藤があったと思います。それを乗り越えた結果、子どもが安心して生活できるようになり、エネルギーがたまったので、「ひま」という声も聞こえるようになったのだと推察します。
たしかに、「ひま」という言葉が出るようになったのはよい兆候です。
学校へ行けなくなった最初の頃は、頭の中がネガティブなことで支配されていたり、ゲームなどに没頭することでつらい現実から目を背けていたりしたでしょう。でも「大丈夫だ」と安心して生活できるようになったことで、視野が広がり、何か刺激を求めるようになった証なのだと思います。
それは誰の望み?
ここで大切なのは、
【連載】出張版 お母さんのほけんしつ
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